
(101)菅平合宿インタビュー⑭/大湊柊翔
今年度も菅平にて行われた、長距離部門の3次合宿。そこには来たる駅伝シーズンへ向け、闘志を燃やす選手たちの姿があった。例年よりも厳しいと言わざるを得ないチーム状況は、選手一人一人の覚悟を変えた。紫紺のランナーたちは今、何を思うのか。最新の声をお届けする。
第14回は大湊柊翔(情コミ1=学法石川)のインタビューです。
――現在の調子はいかがですか。
「1次の妙高合宿、2次の紋別合宿といい感じできていて今までで一番ぐらい走り込んでいたので、その疲労が今出ています。でも、ポイント練習の消化もすごく悪いわけではなくて、練習の目的を意識しながらしっかり追い込めていると思います」
――合宿で印象に残った練習はありますか。
「やっぱり高校とは距離やポイント練習の強度が全然違って、特にハーフマラソンのレースに近いペースでの練習が印象に残っています。距離に関しては不安要素はあまりないのですが、こういった練習は初めてで、速いペースにうまく対応できずすごくきつかったです。ただ、1回ここでレース感に近い練習ができたのは良かったし、箱根駅伝予選会(以下、予選会)や箱根駅伝(以下、箱根)をもし走る場合は、つながってくるんじゃないかなと思います」
――走ってみての感触はいかがでしたか。
「その練習では思っていたよりは走ることができなくて、20キロの中で最初を上げて中盤はある程度のペースで、後半また上げるという練習だったんですけど、自分は最初上げて、中盤は単独になって離れてしまいました。でも最後の1キロ、2キロは上げてペースを落とさずに走ることができて、豪さん(山本豪駅伝監督)から『そこで耐えられたのは良かった』と言ってもらったので、単独走でペースを落とさずに我慢できたことは次につながる部分だと思います」
――初めての合宿で高校の頃とのギャップはありましたか。
「高校の頃から他大学の練習に混ざる経験をさせてもらっていたので、スピードへのギャップはあるんですけどそれ以外の合宿生活や練習を継続してできているという部分では、自分は対応できているかなと思います」
――前半シーズンと比べての変化はありますか。
「前半シーズンは入寮してから体調を崩したりと、その影響もあってレースでも思ったような結果が出ませんでした。今は前半シーズンと比べると、体つきや脚の絞れ方も全然違うなと思います。走りの面でも前半シーズンは少しぎこちなくて、ポイント練習中の動画を自分で確認した時に、走り方にあまり納得いっていなかったんですけど、最近はまだ本調子ではなくても少しずつ良くなっているかなと思います」
――予選会へ向けての気持ちはいかがですか。
「箱根に出たい気持ちはみんなそれぞれあると思うんですけど、絶対明治大学は箱根にいなきゃいけないという責任感は自分の中でもありますし、明治を見ている人たちもそこは思っていると思うので、予選会は絶対外しちゃいけないところだと思います。もし走ることができれば初のハーフマラソンとなるので、チームに貢献できる走りをしないといけないなと思います」
――ありがとうございました。
[覺前日向子]
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