
(96)菅平合宿インタビュー⑨/室田安寿
今年度も菅平にて行われた、長距離部門の3次合宿。そこには来たる駅伝シーズンへ向け、闘志を燃やす選手たちの姿があった。例年よりも厳しいと言わざるを得ないチーム状況は、選手一人一人の覚悟を変えた。紫紺のランナーたちは今、何を思うのか。最新の声をお届けする。
第9回は室田安寿(情コミ2=宮崎日大)のインタビューです。
――今のコンディションはいかがですか。
「コンディションはやはり走り込んでいて疲労が出てきているので、あまりいい状態ではないと思います。合宿3回分の疲労がそれなりに貯まってきていて、昨年度よりも体にきている感じです」
――夏合宿で力を入れて取り組んできたことはありますか。
「今回の合宿では昨年度と比べて少しジョグの量を増やしました。昨年度は後半体がきつくなってジョグをセーブしていた部分があったので、練習の基礎となるジョグっていう部分を重視してしっかりやってきました」
――ジョグを意識しようと決めた要因や背景はありますか。
「昨年度速かった先輩たちがみんな基本のジョグにしっかり取り組んでいて、それで結果を残していました。昨年度は未熟な部分があり、練習でうまくジョグをできなかったので今年度は意識して取り組みました」
――前半シーズンを振り返っていかがでしたか。
「前半シーズンを振り返ってみると、思っている以上になかなか結果が出なかった部分がありました。後半シーズンは駅伝やハーフマラソンがメインになってくるので、しっかり自己ベストを出して箱根駅伝(以下、箱根)に向けて仕上げていきたいなと思っています」
――今後チームとして結果を残していくためには、どのようなことが必要だと思いますか。
「やはりチームの底上げ自体も大切なんですけど、走らないといけない選手が確実に走っていけるようなチームじゃないと箱根で戦っていけないのかなと思っています」
――室田選手自身はチーム内でどのような役割を担っていきたいですか。
「トラックで華々しい結果を残すっていうよりは、ロードや駅伝で安心して任せられるような選手になっていきたいです」
――1年生の活躍も多く見られますが、後輩の走りはいかがですか。
「1年生はやはり綾(一輝・理工1=八千代松陰)、大湊(柊翔・情コミ1=学法石川)は飛び抜けて練習もできていて練習消化率も高いので、今後頼もしいかなと思います」
――もうすぐ箱根駅伝予選会ですが、調子の程はいかがですか。
「やはり古井(康介・政経2=浜松日体)だったり、1年生の綾、大湊だったり、新しい力が台頭してきています。自分自身もうまく調子が上がらない中、もしかしたらぎりぎりの走りになるのかなとは思いますが、1秒でも速くゴールしてチームに貢献できるように頑張りたいです」
――今後は駅伝シーズンが始まっていきます。意気込みをお願いします。
「昨年度は箱根を補欠で終わったので、一応箱根を走れるように練習を継続しつつ、レースで結果出してエントリーメンバーに入れるように頑張りたいと思います」
――ありがとうございました。
[石井遥]
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