(13)秋季リーグ戦後コメント 宇田幸矢

2023.09.21

宇田幸矢(商4=大原学園)

――秋季リーグ戦全体を振り返っていかがですか。
 
 「僕自身だけを言えば、出場できなかったのでそこは仕方ないですがもう少しコンディションも良ければ、結果は良かったかもしれないですね。 悔しさはありますが、チームとしては頑張ったのかなって。前回負けている選手に勝っている人もいたので、そこの成長を見られたのは良かったのかなと思います」

 ――今、腰の状態はいかがですか。 
 
 「試合は、本当は出場しない方がいいっていう話だったのですが、本当に最後だったので勝ち負けというよりかはまずはコートに立って勝つことが髙山さん(髙山幸信監督)は安心材料になるし『いてほしい』と言われました。大学にも監督にもお世話になっているので結果で一番恩返しできればいいのですが、まずは自分自身がいいコンディションではなかったので、まずは名前書いてもらって回ってきたらやれる範囲で頑張るということを意識してやりました。なので、試合前練習していて立つのが結構きついぐらい腰は痛くなっちゃっていました。 前半の1日の試合の前から違和感はあってマッサージしてもらっていたのですが、1日に実際に試合してそこでもう痛くなって悪化していって、試合ができなくて半分ぐらいしか出られなかったです」
 

――関東学生リーグの雰囲気、特に明大の雰囲気はいかがですか。

 「明治の応援はすごく良いのかなと思います。明治大学の応援はやはりみんなが優勝目指して応援してくれていますし、サポートもすごく良くて、そこは一緒に応援していても伝わってきます」
 

――明大は2位という結果で終わりました。結果をどう受け止めていらっしゃいますか。 

 「やはり勝たないといけませんでしたが、一番強いなと思った日大が優勝して、そこに負けてしまったのでそこが優勝して当然だろうと思います」
 

――日大戦はT.T彩たまでチームメートの小林選手との対戦でしたが、いかがでしたか。

 「1年前ぐらいのインカレで負けているので、今回はさすがに2回は負けられないというところで、腰も痛い中でもちょっと無理をして戦いました。やっぱり彩たまのチームメートですし、やはり負けられないと思いながら、それでもプレッシャーを感じ過ぎず結構気楽に自分の中では戦えたので、いいプレーができたのかなと思います」
 

――1日の中大戦後の取材で台上技術からの展開があまり良くないとおしゃっていたと思うのですが、そちらについてはいかがですか。

 「悪くはなかったのかなと思うのですが、腰も痛かったのでいつもと待ち方とかも違いました。痛くてかばっていた部分もたくさんあったので、 少しいつもとは違う感覚と待ち方だったのですが、悪くはなかったです比較的。あと練習していなかったので、感覚はやはりなかったです。1日、2日から1週間は休んでいたので。リハビリしながらも練習を30分やると痛くなっちゃうというのが続いたりして、1週間ぐらいはやらなくて。リーグの3日前、2日前ぐらいからやり始めました。腰が良くなっても感覚がなければ試合にならないので、その両方を調整するのは難しかったです」

 

――ダブルスは団体インカレから続いて松田歩真(商3=野田学園)選手とのペアでしたが、いかがでしたか。

 「もう少し練習して試合をしたかったなというところに尽きますね。結構松田は練習をこなして自信をつけるタイプなのですが、やはりプレッシャーもある中での4番だと思うので、萎縮してしまうと結構ネガティブになってしまったりはありました。今回は僕自身も良くない状態でしたし、2人にとってあまり良くない状態での試合でした。なので結果も付いてきませんでした。でも監督と話してそれも込みで出場しているので、仕方ないのかなと思っています」
 

――後輩にはどんなことを期待していますか。

 「僕もそうですし戸上(隼輔・政経4=野田学園)あと宮川(昌大・情コミ4=野田学園)の3人、ずっと1年生の時から主力となっていた3人が抜けて、それでも団体インカレ優勝した時も手塚がラスト決めたりとか、やはり下級生も活躍していると思います。松田も今回負けなしで勝っていますし。力はすごくあると思うので、いろんな人から抜けたからどうだとか言われることもあると思いますが、結果は付いてきていると思うのでそこは自信持ってやってほしいです」
 

――宇田選手や戸上選手がいない中で、チームを引っ張ってきた宮川選手にはどんな思いを持っていますか。

 「昌大は小さい頃から本当に仲良くて、 小学校の時から仲良かったので大学一緒に入れたことはすごくうれしかったですし、僕と戸上がいない中でもチームを引っ張ってくれたのかなって思います。人がいいので後輩もすごく付いてきます。人柄の良さもそうですし、卓球に向き合う姿勢も全ての面でも後輩にいい刺激を与えたり。それで自然と後輩が付いていくいい流れがすごくあったのかなと思います。入学した時は龍崎さん(龍崎東寅選手・令3商卒=現・三井住友海上)とか上の選手が強かったので、昌大は出られるか出られないか分かりませんでした。ですが1年間で実力を上げて強くなって、今でも大学のトップを走っている選手なので、本当に頑張っているなと思います」
 

――パリ五輪に向けて、意気込みや目標をお願いします。

 「まずは腰やコンディションをまず整えること。2週間後にスターコンテンダーが控えているので、まずはそこに向けて世界ランクを上げられるようにしっかり勝てるようになっていくことと、やはり一番はパリオリンピック選考だと思うので、上位というか優勝を目指して頑張りたいです。全日本もパリオリンピック選考の2カ月後に控えていて、そこまでには技術力だったり、メンタル、あとはコンディションを全部整えていきたいです」
 

――4年間の学生の大会を総括してもらえますか。

 「学生の大会に出場する機会がやはり少なかったというのは正直あります。やはり髙山さんにもお世話になったりとか、大学もそうですし先輩がだんだん抜けていって、後輩が最近増えてきているので、(リーグ戦に)出られる時は出たいなという思いがだんだん自分の中で芽生えてきていました。それも髙山さんに、卓球部に恩返しをしたい気持ちもありました。練習とか諸々含めてすごく良かった大学生活だったのかなと。そのためだけに、今日とか昨日とか出られるコンディションじゃないですが、その思いだけで出場していました」

 

――ありがとうございました。

 

[末吉祐貴]