
(84)日本インカレ事後インタビュー③/木村颯太
大学陸上界の頂点を決める日本学生対校と競歩部門から9人の選手が出場を果たした。その中でも特に短距離部門の活躍が光る結果に。2種目で明大記録を更新し、4×100メートルRでは3位入賞を果たすなど全国の舞台で戦える実力を証明した。今回はレース後のコメントをお届けする。
第3回は木村颯太(法4=明星学園)のインタビューです。
木村颯
――4×100メートルRを振り返ってみていかがですか。
「バトンパスは100パーセントとは言えない状態でしたが、 しっかりみんなの総力で目標としていた順位を取れたことは良かったかなと思います」
――バトンパスに関して、予選から決勝にかけて改善したことはありますか。
「予選はバックストレートが追い風だったのですが、決勝は向かい風だったので少し歩数を調整しました。それによって、多少は予選よりもスムーズに走れたのかなと思います」
――2走として、走りで意識したことは何かありましたか。
「予選はまだ体の動きがあまりよくはなかったのですが、決勝はしっかりキレを増した動きや走りができたかなと思います」
――4×100メートルRのタイムについてはいかがですか。
「やはり38秒台を出したいので、10月に行われる日本選手権・リレー種目でもう1回明大新記録を更新したいですね」
――4×100メートルRの収穫はありますか。
「100メートルの選手もいる中でのレースはスピードもすごく速いので、それはしっかり今後に生きてくるかなと思います」
――決勝の走りを振り返っていかがですか。
「前半80メートルくらいまでは流れは今できる最高のものができたと思います。でもそこから少しハムストリングがけいれんしてしまい、力んで失速しました。そこからうまく立て直せはしたのですが、その分タイムと結果は少し悪かったかなと思います」
――けいれんは4日連続の疲労が原因ですか。
「4日連続の疲労もありましたし、今年度はケガのリスクを極限まで避けてきたので練習が万全にはできなかったのが理由としてあります。具体的にはしっかりと練習を積める体のコンディションギリギリで練習したりとか、大きなケガをして練習ができなくなるのを避けた感じです」
――チーム全体として日本インカレを振り返ってみていかがですか。
「自分が決勝に残ることは前提として考えていたのですが、他でも原田(真聡・文1=東農大二)が400メートルで入賞したり、4×100メートルRでも入賞することができて、チームの地力が上がってきたのではないかと思います」
――4年間の競技生活を振り返っていかがですか。
「ケガが多かったのですが、ぎりぎり及第点くらいで終われたのでそこは褒めてあげてもいいかなと思います」
――4年間で一番成長したと思う部分はどこですか。
「コーチがいなかったりすることもあったので自分が今どうすべきかを考える力は身に付いたと思います」
――今後に向けた意気込みをお願いします。
「大学生最後までしっかり頑張ります」
――ありがとうございました。
[松原輝]
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