
(81)日本インカレ事前インタビュー⑤/木村稜主将、木村颯太、松下かなう
全国から強者が集う日本学生対校選手権(以下、日本インカレ)。短距離ブロックの集大成となる本大会には明大記録保持者が多数出場する。学年、ブロックを問わずそれぞれが練習を重ね、上だけを目指してきた。登り続けてきたその先に彼らは何を見るのか。紫に染まった魂に最後のピースがはまるその時を見逃すな。
第5回は木村稜主将(政経4=乙訓)、木村颯太(法4=明星学園)、松下かなう(法3=大分東明)のインタビューです。(この取材は9月5日、9月6日に電話で行われたものです)
木村稜
――今のコンディションはいかがですか。
「関東インカレでしてしまったケガをリハビリで治しながら練習をしているという感じです」
――目標とするタイムなどはありますか。
「自分でも試合を走ってみないとどれくらい走れるか全く分からないので、あまりこれといった目標はないです。ただ、リハビリによってこれまでよりも改善した走りをすることを目標にやろうと思っています」
――昨年度は200メートルで日本インカレ2位という結果でしたが、そのことについてプレッシャーを感じますか。
「全くないです。200メートルは自分の走りをして頑張りたいです」
――短距離部門が日本インカレで目指すものは何ですか。
「関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)はチームで戦う、日本インカレは個人が順位を狙うということはあまり変わっていないです。ただ、今は短距離のメンバーもレベルが上がってきているので、自分の引退後には総合順位にも絡んでいけるチームになるかなと楽しみにしています」
――今のコンディションは万全ではないと思いますが、今大会の位置付けはどのように捉えていますか。
「今回が全てではないというのは事実なので、先を見ないといけないとは思っています。ですが『リハビリ明けだから』という気持ちでは勝負できないので、どこかでトップの方で争えるようにならないといけないと思います。だからこそ、出るからには勝ちたいです」
――最後に日本インカレの目標をお願いします。
「走る場合は今までリハビリなどでやってきたことをしっかり出して、自分の走りができるような大会にしたいです」
――ありがとうございました。
木村颯太(法4=明星学園)
木村颯
――現在のコンディションについて教えてください。
「今年度は大きなケガもなく順調に練習を積めているので、悪くはないと思います」
――夏合宿中に強化してきたことはありますか。
「日本インカレに向けて全体的なスピード強化をしてきました。また、練習をしっかり積めるのが合宿で最後だったので、練習強度もそうですし質も高くしました」
――同じく4年生で出場する木村稜選手の印象はありますか。
「関東インカレでケガをしてしまったのですが、それからも自分にできることをして真面目に取り組んでいるので、日本インカレではしっかり戦えたらなと思います」
――4年間を振り返ってみていかがですか。
「大学シーズンは特にケガが多かったのですが、最後はいい形で締めくくりたいです」
――日本インカレの目標を教えてください。
「優勝したいところですが、今の実力的には表彰台に立てたら自分の中では合格と思っています。3番以内には入りたいです」
――最後に意気込みをお願いします。
「4年間の集大成として悔いのない走りをしたいです」
――ありがとうございました。
松下かなう(法3=大分東明)
松下
――現在の心境はいかがですか。
「初めての日本インカレなので緊張しますが、今シーズンは安定してタイムが出ているので楽しみです」
――夏の期間はどこに力を入れて練習をしてきましたか。
「短い距離でトップスピードを上げることと、それを維持することに力を入れていました」
――日本インカレの目標をお聞かせください。
「順位や記録の目標を作ってしまうとプレッシャーを感じるので、そういうものは作らないようにしています。持ちタイムであれば入賞できるところにはいますが、日本インカレで走るのは初めてなので、まずは今の自分がどの位置にいるのかを確認したいです」
――4×100メートルRはどういったレースにしたいですか。
「個人のレベルが例年よりも高いので、バトンがしっかり合えば優勝を狙える位置にあると思います。自分の役割としては1走で他の大学よりも先行して2走の木村颯さんにつなぐことが絶対だと思います」
――意気込みをお願いします。
「日本インカレだから特別だと感じるのではなく、いつも通り走りたいです」
――ありがとうございました。
[萩原彩水、松原輝、熊谷実夏]
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