
(77)日本インカレ事前インタビュー①/清水海地、近藤岬、長田隼人
全国から強者が集う日本学生対校選手権(以下、日本インカレ)。短距離ブロックの集大成となる本大会には明大記録保持者が多数出場する。学年、ブロックを問わずそれぞれが練習を重ね、上だけを目指してきた。登り続けてきたその先に彼らは何を見るのか。紫に染まった魂に最後のピースがはまるその時を見逃すな。
第1回は清水海地(理工4=長野日大)、近藤岬(理工2=十日町)、長田隼人(商1=松山工)のインタビューです。(この取材は9月4日、9月5日、9月8日に電話で行われたものです)
清水
――合宿などを含め夏はどのように過ごされましたか。
「学業との関係で合宿には参加できなかったので東京でトレーニングを積んでいました。涼しい環境で練習できない分早朝に時間をずらすなどの工夫をしました」
――練習の手応えはいかがですか。
「100点満点ではないんですけど、今までの積み上げもあったので、大崩れはしないでやってこれたと思います」
――ご自身の目標を教えてください。
「個人としては日本インカレで引退という形になるので、現役最後のレースがどんな結果になったとしても存分に楽しんでゴールしたいです」
――最後のレースでは後輩たちにどんな姿を見せたいですか。
「実力的にリードしている感覚はないですし、3人とも入賞に絡むことが目標だと思います。関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)以降は一緒に練習をしてきたので同じ目線で目標に向かう仲間だと思ってやっていきたいです」
――競歩ブロックで注目している選手はいますか。
「今回出場はしないんですけど、3年生の村越(優汰・文3=横浜)は関東インカレの後から自分と一緒にチーム引っ張ってくれています。1、2年生の時はケガで結構苦しんでいたんですけど、学年が上がっていくにつれて意識がどんどん強くなって、ポテンシャルのある後輩たちをまとめてくれています。そういった意味ではカギとなる選手ですし、注目してほしいです」
――引退レースに向けての意気込みをお願いします。
「引退レースですがランキング的には挑戦者なので悔いのないレースをして楽しんで終わりたいなと思います」
――ありがとうございました。
近藤岬(理工2=十日町)
近藤
――夏合宿はどのような練習をしましたか。
「いつもよりも距離をたくさん踏みました」
――夏の練習で意識してやってきたことはありますか。
「腕が上に上がってくる癖があるので、それを治すために夏の期間は意識してやってきました」
――練習を行う中で日本インカレは意識していましたか。
「意識はしているんですけど、日本インカレに合わせようという気持ちはそんなにないです。それよりはこの先の1~2年後に練習の成果を発揮できれば良いと思っています」
――今年度の日本インカレはどのような位置付けですか。
「昨年度よりはいい順位取って、できたら入賞したいです」
――夏を通しての手応えはいかがですか。
「夏合宿中ちょっとケガをしていて距離減らしながらやっていたので手応えはそんなにないです。ですが、ちょっとは改善されたのでそこは少しプラスだと思っています」
――日本インカレの目標と意気込みをお願いします。
「入賞を目指して頑張ります!」
――ありがとうございました。
長田隼人(商1=松山工)
長田
――現在のコンディションはいかがですか。
「いい感じに大会に向けて調整できているのかなと思います」
――夏休みの練習の手応えはありましたか。
「夏合宿は1週間あったんですけど、しっかりこなすことができたので自信がつきました」
――夏の期間で克服しようと思っていたところはありますか。
「大学に入って距離が長くなったので対応できるように距離をしっかり積むことを合宿では意識していました」
――関東インカレを経て意識などに変化はありましたか。
「関東インカレでは悔しい思いして、大会通じてまだまだ弱いと感じました」
――日本インカレにはどのようなイメージがありますか。
「全国から集まってきて関東インカレ以上に雰囲気はすごいと思うので、雰囲気に飲まれず、平常心で取り組めるようにしたいです」
――日本インカレに向けての意気込みをお願いします。
「関東インカレで悔しい思いをしたので、日本インカレでは8位以内を目指して頑張ります」
――ありがとうございました。
[覺前日向子、菊地隼人、島田五貴]
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