
(75)富士裾野トラックミート事後インタビュー②/杉彩文海、吉川響
関東の駅伝強豪校が集い、前半シーズンの締めくくりとして位置付けられる富士裾野トラックミート。明大からは5000メートル、1万メートルの全組に選手が出場し、夏合宿に向けて収穫や課題を得た。今回はレース後のコメントをお届けする。
第2回は杉彩文海(文4=鳥栖工)、吉川響(文2=世羅)のインタビューです。
杉
――本日のレースを振り返っていかがですか。
「今日のレースは天候的には良くはなかったんですけど、それでも一つベストを出すということと、あとはやはり組のトップを狙うということを意識して走りました。それが達成できなかったので少しそこでは悔いや課題が残るレースだったと思います」
――今回のレースで感じた課題はありましたか。
「やはり2分50秒切りのハイペースの中でいって、3000メートル中盤辺りから速いペースでの持久力というか、そういったものが足りていなくてそこで一気に失速してしまいました。早い動きの中での中盤の意識というのは一つの課題として出たかなというのはあります」
――夏合宿でどういったところを改善していきたいですか。
「まずは夏合宿でとにかくベースの走り込みというのを一つ意識していきたいです。夏もしっかりと走り込んで、今回出た課題でもある持久的なところをクリアしていきたいと思っています」
――夏以降に向けての意気込みをお願いします。
「もう自分たちはやることは一つで夏合宿でいかに状態を上げていけるかなので、いけるところまでチーム状態を上げていきたいです。そこをいかに全力でやっていけるかというところで夏以降頑張っていきたいと思います」
――ありがとうございました。
吉川響(文2=世羅)
吉川響
――レースを振り返っていかがですか。
「ペースメーカーで外国人留学生の方が引っ張ってくれるとのことだったので、安定したペースの中でのレースになるなとは思っていました。無駄な動きはせずペースメーカーの選手の後ろに付いて走ろうと意識していました」
――今大会はどのような位置付けで出場しましたか。
「欲を言えば28分台を出して自己ベストを更新したかったんですけど、気温が高い中のレースでそれはできなかったので悔しいと思っています」
――その中で良かったところはありましたか。
「しっかり先頭集団の中でレースを進めたことはすごく良かったなと思っています。これから駅伝シーズンやハーフマラソンも始まってくるので、その中で先頭集団でレースをするのは非常に重要なのでそれを夏前のトラックで行えたことは良かったかなと思います」
――積極的なレース展開は走る前から考えていましたか。
「走る前からなるべく前の集団でレースを進めたいとは思っていました。関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)や全日本大学駅伝予選会(以下、全日本予選)とかは、後ろからスタートして無理に上げてしまった部分もありました。そういうことをせず、最初から先頭集団の中で走ることは意識していました」
――レース中に感じた課題点などはありましたか。
「走っている時に体の軸がぶれてきたりして、自分の悪いところがしっかり出てきたのかなと走っていて分かりました。そういうところは今後の課題になってくると思うので直していかなくてはいけないと思いました」
――前半シーズンの振り返りをお願いします。
「昨年度以上に充実したトラックシーズンになりました。関東インカレや全日本予選もメンバーに入らせてもらい実際に選手として走らせてもらって、すごく大きな経験も積むことができました。ただ、その時の悔しさは自分の中できちんと残っているので、悔しさを来年度にぶつけるというのもありつつ、これからの駅伝シーズンにもつなげていきたいなと思います」
――ありがとうございました。
[菊地隼人、桑原涼也]
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