(69)明大対法大定期大会事後インタビュー③/児玉真輝、吉川陽

2023.07.11

 今回で73回目を迎えた伝統の一戦・明大対法大定期大会。多くの選手が自己ベストを更新するなど勝負の夏に向け、現在の力を試す機会となった。今回はレース後の選手のコメントをお届けする。

 

 第3回は児玉真輝(文4=鎌倉学園)、吉川陽(営4=西脇工)のインタビューです。

 

児玉

対抗男子5000メートル 5位 14分39秒37

――今回のレースを振り返っていかがでしたか。

 「14分30秒くらいで走ろうと思っていたので想定より少し悪いくらいでした」

 

――レースの位置付けを教えてください。

 「ただの練習の一つとして捉えていたので、特別な調整は行わずにいつも通りの状態で臨みました」

 

――同じレースに出走されていた鈴木選手(祐太・文3=鎌倉学園)の走りはいかがでしたか。 

 「突っ込んで入っていましたが、その中でも後半ある程度粘れていたので良かったんじゃないかなと思います」

 

――全日本大学駅伝予選会(以下、全日本予選)から変わった点はありますか。

 「変わった点として、レースの様子を動画に収めることを始めました。狙いとしては全日本予選の時にみんな位置取りで苦労したので、いい位置取りができるようになるためにはレースの経験を積むこと以外に動画で客観的に自分のレースを見て分析をすることも有効な手段じゃないかという意見がミーティングで出ました。なので、今回はマネジャーに協力してもらって新たな取り組みを始めました」

 

――今後どのようなことに取り組んでいきますか。

 「とにかく今やっていることを継続して取り組んでいきます。具体的にはケガをせずに練習をすることが第一で、あとはフィジカル面でのトレーニングも時間を作ってどれだけやっていけるかが大事になっていくと思います」

 

――チームを引っ張っていく立場だと思いますが、これからどのようにチームを作っていきたいですか。

 「チームのみんなはあまり考えてないかもしれませんが、僕はみんなで頑張りたいと思っています。全体としてはおのおのが頑張る方針なので考えはずれていますが、僕としてはなるべく後輩とコミュニケーションを取ってチームの底上げやレベル上げに取り組んでいきたいです」

 

――今後に向けて一言をお願いします。 

 「先週も言いましたが、箱根駅伝(以下、箱根)までは我慢して、箱根駅伝予選会と箱根本戦でしっかりと納得のいく走りができるように頑張ります」

 

――ありがとうございました。

吉川陽(営4=西脇工)

 

吉川陽

対抗男子1500メートル 2位 3分53秒12

――今回のレースを振り返っていかがでしたか。

 「今回は人生最後の1500メートルでした。タイムは良くなかったのですが、同期の杉田(真英・農4=佐久長聖)にラストで競り勝つことができたので良かったです」

 

――これまでの競技人生を振り返っていかがでしたか。

 「一番緊張した競技が1500メートルだったので正直嫌だなと思っていました。しかし、走り終わってみて最も自分に合っているというか気持ち良くレースが終われる距離なので、振り返ってみると走れて良かったと思います」

 

――1500メートルのどういったところに楽しさを感じましたか。

 「ラストという部分で5000メートルとかだと余裕を残してゴールする人もいるのですが、1500メートルはどう頑張ってもしんどいので、そこで平等に戦えるという面はとても魅力的だと思います」

 

――今後力を入れていく種目はありますか。

 「チームが箱根で8位以内を目指しているので、それを達成するためにハーフマラソンを一番頑張りたいと思っています。1500メートルでスピードはある程度磨くことができたのでそれをハーフマラソンで生かしたいです」

 

――これからに向けての意気込みをお願いします。

 「ラストシーズンでいろいろと考えるところもありますが、やはりこれまで支えてくれた方々に16年間の思いをぶつけたいです。そのために箱根の6区でしっかりと結果を残すことができるように頑張ります」

 

――ありがとうございました。

 

[菊地隼人]