
(62)明大対立大対校大会事後インタビュー③/木村颯太、木村稜主将
7月2日に行われた明大対立大対校大会(以下、明立戦)。厳しい暑さの中でも自己ベストを更新する選手が現れるなど、収穫の多い大会となった。今回はレース後の競走部のインタビューをお届けする。
第3回は木村颯太(法4=明星学園)、木村稜(政経4=乙訓)のインタビューです。
木村颯
対抗男子200メートル 2位 21秒38
――レースを振り返ってください。
「前日からあまり調子が良くないと分かっていたので、想定通りのタイムだと思います」
――レースの位置付けをお願いします。
「調子を整えて出るというよりは練習の一環として出場しました」
――収穫を教えてください。
「自分の弱点である前半で調子のいい時と悪い時の差が激しいことや、後半体力が持たないことが浮き彫りになったのでそこは収穫だと思います」
――弱点を克服するためにどのようなことに取り組みますか。
「走り込みや少し長めの距離に取り組んで改善したいです」
――今後の目標をお願いします。
「日本学生対校選手権(以下、日本インカレ)でいい走りをしたいです」
――日本インカレでの具体的な目標はありますか。
「順位とかタイムには特にこだわってはいないので、その時の自分の一番いいパフォーマンスができればなと思います」
――最後に意気込みをお願いします。
「頑張ります」
――ありがとうございました。
木村稜(政経4=乙訓)
木村稜
対抗男子砲丸投げ 2位 8m13
――砲丸投げに出場した経緯はありますか。
「砲丸投げと走り幅跳びの選手が2人いるのですが、県選手権などがあり出場できませんでした。そうなると対校戦を戦う上でフィールド種目が弱くなってしまうため、ぜひ出たいと思って出場しました」
――投げる時に意識したことはありましたか。
「足をあまり使わずに体幹を使いながら投げるようにしました」
――途中、他の選手を見てイメージトレーニングをされていました。
「そうですね、上手な方ばかりだったので自分の中でこうじゃないかなと試行錯誤しながらやりました」
――ケガの治療を進める中で、普段はどのような練習をされていますか。
「まだ練習というよりはリハビリをメインに取り組んでいます。ハムストリングにちょっとストレスをかけながらも主には体幹やお尻周りなど中心部を補強する意識でやっています」
――関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)を終えてから短距離部門として取り組んでいることはありますか。
「チーム全体では今までと同じく、それぞれが自分の課題に合わせて練習に取り組んでいます。みんなそれぞれが協力し合いながら練習をやってくれていて、それが先々週、先週くらいから多くの選手が自己ベストを連発していることにつながっていると思います」
――今大会は両校の選手が互いを応援し合う光景も見られました。
「昨年度はあまり声を出して応援し合えずに寂しかったので、今回このように明大はもちろん立大の方とも一緒に応援できて良かったです。記録を狙う選手の邪魔はしないようにしつつもできるだけ盛り上げていこうかなと考えていました」
――対校戦は専門ではない種目に出場する選手もいますが、そのことがチームに与える影響についてはどのように考えていますか。
「短距離部門の中でいうと、やはりみんなが互いに『よし、頑張れよ!』という感じで楽しみながら陸上をやっているところがチームにとってもいい影響があるのかなと思います」
――今後どのようにケガと向き合いつつ次のレースに向けて取り組んでいきたいですか。
「来週あたりから少しずつ練習に向けたリハビリができてくるかなという段階です。ケガをしているからこそできることに自分の体と向き合いながらやって、その上でしっかりと走る練習に入っていきたいなと思います」
――日頃の練習で他の選手にアドバイスをする機会は増えましたか。
「そうですね。以前と比べて外から見ることが多くなったので、結構僕の主観になってしまうのですが感じたことは伝えたりするようにしています」
――今大会でも多くのルーキーが活躍しました。その点についてはいかがですか。
「やっぱ1年、2年ともに元気な子が多いのでベストを更新したり、関東インカレでも戦ってくれるなどすごく力のある選手だと思います。今年度はもちろんのこと、これからも力をつけていってくれると思います」
――短距離部門としては対校戦での点数や順位よりも、個人の成績を重視する方針なのでしょうか。
「全体として順位や何点取ろうという意識はあまりないです。個人個人が頑張っていくことの積み重ねでチームが強くなっていくと思うので、個人が頑張ることが重要だと思いながら応援していました」
――今後に向けた短距離部門としての意気込みをお願いします。
「基本的にはこれまでと変わらずにそれぞれが課題に向き合ってやってくれればいいなと思っています。それが現段階ではできているので、その形を崩さずにきちんと各自が自分と向き合ってやっていければよりいい方向に向かうと思います」
――ありがとうございました。
[島田五貴、松原輝]
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