(58)全日本予選事後インタビュー⑥/森下翔太、綾一輝

2023.06.22

 15年連続でつなぎ続けた伊勢路への道は断たれた。選手、スタッフは死力を尽くしたものの、惜しくも栄光の地へは届かなかった。だが、下を向いてばかりではいられない。今回得た反省はきっと箱根路への足掛かりとなるはずだ。今回はレース後の競走部の声をお届けする。

 

 第6回は森下翔太(政経2=世羅)、綾一輝(理工1=八千代松陰)のインタビューです。(この取材は6月19日に電話で行われたものです)

 

森下

4組14着 28分55秒80

――ご自身の走りを振り返っていかがですか。

 「スタートが少しうまくいかなくて、前に行くことが難しかったです。ですが、第2集団を自分でしっかりと引っ張ることで何とか28分台で走ることができたのは良かったと思います」

 

――コンディションはいかがでしたか。

 「関東学生対校選手権の時は(調子が)少し落ちていました。そこから1カ月ほど経って、次につながるくらいに調子が上がってきていることは感じることができました」

 

――課題はありましたか。

 「もっと後半(ペースを)上げないといけないので、そこを耐えられる気持ちの部分がまだ足りないかなと思います」

 

――森下選手から見て、綾選手の走りはいかがでしたか。

 「スタートしてからしばらくは(自分の)前にいたので積極的だなと思いました。後半はペースが落ちてしまっていましたが、蒸し暑いコンディションの中で自己ベストで走っていたので、強いなと思いました」

 

――2年生が3人出走したことをどのように捉えていますか。

 「やっぱり力があるのが2年生の代なので、僕たちがチームを引っ張っていく勢いでやらないといけないと感じています」

 

――今後の意気込みをお願いします。

 「夏合宿に入る前にしっかりと記録を出して、いい形でトラックシーズンを終えられるように頑張ろうと思います」

 

――ありがとうございました。

 

 綾一輝(理工1=八千代松陰)


4組23着 29分16秒06 自己ベスト

――チームの結果を振り返っていかがですか。

 「本戦に進みたかったので、負けてしまって非常に悔しいです。チームの気の緩みが今回の結果につながってしまったと感じました」

 

――ご自身の走りの振り返りをお願いします。

 「スタートでいい位置が取れて、中盤まではそのまま良い位置で走れたと思います。ですが後半では実力不足もあり、ずるずると失速してしまったので悪いところが出てしまったと思います」

 

――コンディションはいかがでしたか。

 「遅めの時間のレースは高校生の頃も経験していたので、食事やアップ内容は特に問題なかったです。日が落ちていたので、暑さもそこまで気にせずに走ることができました」

 

――4組目を任されたことはどのように感じていましたか。

 「ハイペースのレースになるということは分かりきっていたので、腹をくくって臨みました」

 

――自己ベスト更新についてはどのように捉えていますか。

 「28分40秒あたりを目標としていたので、嬉しくないというか、全然満足はしていないです」

 

――大学生のレースには慣れてきましたか。

 「上級生の人に食らいつくということには徐々に慣れつつあります。ですが、ペースの上下やレース展開は高校生の頃と違うので今よりも慣れていきたいです」

 

――今後の意気込みをお願いします。

 「自分自身が満足いく結果を出せていないので、残りのトラックレースをいい形で終えて夏合宿を迎えたいです。まだ1年生ですが、自分からチームの雰囲気などをしっかり変えていきたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[島田五貴、春田麻衣]