(28)RISE OF ROOKIES~ルーキー特集2023〜 物部耀大朗「ラグビーを通じて人間力を向上させたい」

2023.06.21

 22人のフレッシュマンが、今年度100周年を迎える明大ラグビー部の門を叩いた。輝く未来に向かって、100周年の歴史に新たな風を吹き起こすだろう。本企画では彼らに電話取材を行い、高校時代のエピソードや4年間に懸ける思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)

 

 第21回は物部耀大朗(商1=中部大春日丘)のインタビューをお送りします。(この取材は5月18日に行われたものです)

 

――明大に進学した理由を教えてください。

 「中学生の頃に明治の試合を見て、FWのチームというところがかっこよくて憧れを抱きました。高校の時も明治に入りたいって思っていたので、進学できてうれしいです」

 

――進学するにあたってどなたかに相談しましたか。

 「家族にもしましたし、高校の先輩である3年生の福田大晟さん(商3=中部大春日丘)にも連絡しました。『来た方がいいよ』って言ってくれて、大晟さん自身も1年生から試合に出て活躍していたので憧れもありましたし、それを見て明治に行きたいなと思いました」

 

――今までの明大の試合で印象に残っている試合を教えてください。

 「やっぱり4年前に日本一になった試合ですね。その時ちょうどラグビーの練習帰りで、車のテレビで見ていたのですが、それでもすごい印象に残っています」

 

――ラグビーを始めたきっかけを教えてください。

 「親の会社のラグビー部の試合を見に行ったのがきっかけです。その試合に親の部下の人がキャプテンとして出ていたんですけど、そのキャプテンの人から『ラグビーやったらモテるぞ』って言われて、それが結構ラグビーやるきっかけになりました(笑)」

 

――同じ時期に習っていた相撲ではなく、ラグビー一本に決めた理由を教えてください。

 「相撲は個人競技なんですけど、ラグビーは団体競技なので自分だけの喜びじゃなくて、みんなで喜びを分かち合えるし、1人だけが頑張ればいいってわけじゃないと思います。そういうところで、みんなで楽しめるスポーツかなって思ったので、ラグビーにしました」

 

――高校時代に一番大変だったことを教えてください。

 「3年生の時にキャプテンだったのですが、今までそういうキャプテンとかリーダーとかをやったことがなかったので、どうやってチームをまとめればいいかっていうのをすごい悩んでいました。キャプテンシーは出せないので、僕個人としては自分のまとめ方で明るく声を出したりとか、試合でチームがピンチのときに落ち着かせるようにっていうのを心掛けていました」

 

――高校3年間、頑張ることができた原動力を教えてください。

 「やっぱり目標があるから、そこに向かって頑張れました。高校代表に選ばれるために頑張るとか、そういう短い期間で目標を立てながらやっていたので、それが原動力でした」

 

――高校日本代表のアイルランド遠征はいかがでしたか。

 「初めて海外遠征に行かせてもらって、海外の選手の体の強さやスピードを体験できて、いい経験になりました」

 

――1年生での目標を教えてください。

 「1日でも早く試合に出られるような選手になりたいです。あとやっぱり先輩たちもすごいですけど、その中に混じっていけるような選手になりたいです」

 

――4年間を通して向上させたい部分を教えてください。

 「やっぱりラグビーを通じて人間力の部分を向上させたいです。あとラグビー選手としても目標とされるような選手になりたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[森口絵美理]

 

◆物部 耀大朗(ものべ・ようたろう)商1、中部大春日丘高、192センチ・116キロ

オフの日には同期の選手とカラオケに行く物部選手。「必ず歌う曲はかりゆし58の『アンマー』です(笑)」