
(27)RISE OF ROOKIES〜ルーキー特集2023〜 水本壮太「チームにとっていなきゃいけない存在に」
22人のフレッシュマンが、今年度100周年を迎える明大ラグビー部の門を叩いた。輝く未来に向かって、100周年の歴史に新たな風を吹き起こすだろう。本企画では彼らに電話取材を行い、高校時代のエピソードや4年間に懸ける思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)
第20回は水本壮太(法1=明大中野)のインタビューをお送りします。(この取材は5月15日に行われたものです)。
――明大ラグビー部に入部した理由を教えてください。
「高校2年生の時に、監督に勧められました。その時は他のスポーツもやろうか悩んでいたのですが、3年生の時にケガで練習や試合に出られなかったので悔いが残っていて、大学でチャレンジしようと決意しました」
――実際に明大ラグビー部に入部してみていかがですか。
「今までにないくらいの量の練習とレベルが高いチームメートがいるので、1日1日を楽しめています。(レベルの高い先輩と同期からは)本当に毎日学ぶことだらけです。練習時間が短い中で、いかにいい練習ができるかというのをずっと考えているので、本当に声が絶えず、どんなときでもみんなが声を出し続けているような状況で、勉強になっています」
――高校3年間振り返ってみていかがですか。
「高校時代はキャプテンをやっていたので、チームをまとめることや仲間のために体を張ることなどはできていたのかなと思います。あとは、自分がケガで練習参加できてないことが多かったので、その時には選手のマネージメントはやっていました。(明大中野高のグラウンドは)都心で狭くて、どうしても練習できるスペースが限られてしまうので、学校が終わって時間がある時は、いろんなグラウンドを借りていました。コロナの前までは、明治大学の八幡山グラウンドを使わせてもらっていたんですけど、よく自主練をしている先輩の姿が目に焼き付いています」
――高校時代監督に言われたことで印象に残っている言葉はありますか。
「長い練習の時は、最後の方集中できないこともありました。そういうときに監督から『やらなきゃ後悔するのはお前らだから』と言われていました。結局最後まで(練習で集中できなかったことが)心残りになってしまったので、監督の言葉の通りだなって思いました」
――高校時代に印象に残っている試合はありますか。
「(高校3年生の時の)春季大会の順位決定戦での本郷高校戦です。自分はケガしながら出たのと、試合結果が同点の抽選勝ちで関東大会が決まったので印象に残っています」
――フッカーにポジションを変更した経緯を教えてください。
「今までバックローをやっていました。でも、自分の身長が小さいので、小さくても戦えるポジションに移行しました。自分はフッカーに挑戦してまだ時間がたっていなくて、毎日同じポジションの先輩から学んでやっています」
――寮生活はいかがですか。
「最初は慣れない環境だったんですけど、先輩たちも本当に優しいですし、楽しくやれています。古田空(商4=明大中野)さんと秋濱悠太(商3=桐蔭学園)さんと、アナリストの後藤剛志(法2=茗渓学園)さんと同部屋です。ラーメンや焼肉などご飯に連れていってもらいました」
――寮のご飯はいかがですか。
「寮の朝ご飯の唐揚げはめっちゃ好きです。マジでうまいです。いつもの朝はサラダとご飯とお味噌汁と主食と副菜とたくさん取るんですけど、学校がある日は朝練が終わってから時間がないので、唐揚げがあるときは唐揚げとお米を取っています。本当に食べる時は、唐揚げを10個食べます(笑)」
――同期の雰囲気はいかがですか。
「先輩たちからは、いつもより仲がいいって言われています。同期からは、結構いじられたり、いじり合ったりしています(笑)。同期の中では、同じラグビースクールということもあって、中瀬(亮瀬・文1=桐蔭学園)とは仲いいです」
――目標にしている選手はいますか。
「松下潤一郎(法4=筑紫)さんです。潤さんはセットプレーがめちゃくちゃうまくて、人間性もすごくていい人なので、尊敬しています」
――自分の持ち味を教えてください。
「自分は視野が広いので、プレー中はよく空いたスペースを見たりしています。あとは、手先が器用なので、ハンドリングなどは結構自信があります。今は、体重が軽いので、今年の目標のサイズアップをして、負けない体づくりを目指していきます」
――これから4年間どのような選手になっていきたいですか。
「今はまだまだですけど、セットプレーなどをどんどん強化していって、チームにとっていなきゃいけない存在になりたいなと思います」
――ありがとうございました。
[井垣友希]
◆水本 壮太(みずもと・そうた)法1、明大中野高、174センチ・96キロ
おじいさま、おばあさまと仲がいい水本選手!「最近は、実家に帰る度におじいちゃん、おばあちゃん家に行って、1、2週間の出来事を話しています」。
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