
(26)RISE OF ROOKIES〜ルーキー特集2023〜 松岡風翔「チームに貢献できるような選手に」
22人のフレッシュマンが、今年度100周年を迎える明大ラグビー部の門を叩いた。輝く未来に向かって、100周年の歴史に新たな風を吹き起こすだろう。本企画では彼らに電話取材を行い、高校時代のエピソードや4年間に懸ける思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)
第19回は松岡風翔(政経1=大阪桐蔭)のインタビューをお送りします。(この取材は5月17日に行われたものです)
――明大に進学した理由を教えてください。
「明大には一つ上に大阪桐蔭高の先輩である利川桐生(政経2=大阪桐蔭)さんがいてとても仲良くさせてもらっていたので、憧れから僕も行きたいなと思って入学しました。明大には元々憧れはあったので、それに加えて仲良くさせていただいている先輩がいるという理由で明大に進学しました」
――高校時代で印象に残っていることや大変だったことはありましたか。
「3年生の時に共同キャプテンの1人をやらせていただいていたので、自分の面だけではなくてチームを見るっていう面で大変さはありました。練習試合があったら、自分のことにフォーカスするのはもちろんなんですけど、全体的にチームがやろうとしていたことができていたかとか、そういう部分にもフォーカスしないといけなくなるんで大変だったりしましたね」
――高校時代に共同キャプテンを務めてみて主将に大切な要素は何だと感じましたか。
「どれだけ周りを見られるかかなとは思いましたね。3年生の1年間はラグビーのことを常に考えて、この時はどうしたらいいのかとか考えることが多かったです。周りの選手に気を遣ったりとか、だからと言って自分が1番偉いわけではなくて、普通にキャプテンだから偉いとかはなくみんなでチームをつくるっていうことが大切だと思っていました」
――最も印象に残っている試合を教えてください。
「やはり全国高校大会(以下、花園)で最後に負けた京都成章高戦は1番印象に残っています。花園で一試合一試合自分たちが強くなっていった中で、力を出しきれずに負けてしまったので印象に残っている感じです。もっとやりきれたんじゃないかというのもあったりキャプテンとしての責任感もあったり、いろいろな面で考えさせられた試合かなと思います」
――高校最後の大会となった花園を振り返っていかがですか。
「楽しかったなという思いが1番強いですね。準々決勝では観客もたくさん入って、大勢の人たちに囲まれた中でできることは当たり前じゃなくて、自分たちが入学した当初の1年生の時は無観客時代でした。その時期を経て自分たちが卒業する代の時には有観客でできたっていうのは、すごくありがたかったなと思っています」
――有観客の影響は大きかったですか。
「大きかったですね。緊張感とか今から試合が始まるという感じとかは感じさせられました。無観客の中での公式戦とかも何回かあったんですけど、実際に花園で多くの人に見られる中で試合できた時は考えさせられることが多かったです」
――自分の強みを教えてください。
「自分の強みはアタックの部分です。特にボールキャリーの部分は持ち味にしています。ボールを持つ回数を増やしたりボールに触れる位置に立ったりっていうのは、試合中意識しています」
――目標としている人や尊敬している人はいますか。
「尊敬している人は兄です。兄もラグビーをやっていて高校の時から寮生活をしていたので、多分しんどいこととかたくさんあったと思うんですけど、そんな様子は見せずに自分に優しくしてくれたりいろいろやってくれたり、兄としてもそうですし選手としても尊敬しています」
――これから鍛えていきたいポイントはありますか。
「大学に入ってフィジカルの差が圧倒的だと感じたので、フィジカル面はこの1年間重視して鍛えたいかなと思っています」
――寮生活はいかがですか。
「先輩方も仲良くしてくださり環境にも恵まれて、とてもいい環境の中で生活できていると思います」
――4年間の意気込みをお願いします。
「早く紫紺のジャージーに袖を通して活躍し、チームに貢献できるような選手になれるように頑張りたいと思います」
――ありがとうございました。
[久保田諒]
◆松岡 風翔(まつおか・ふうと)政経1、大阪桐蔭高、180センチ、95キロ
松岡選手の趣味は映画を見ること。「最近だとワイルドスピード見ました。あとはNetflixとかで色々見たりしていますね」
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