(25)RISE OF ROOKIES~ルーキー特集2023~ 舛尾和「チームのために一番体を張れる選手になりたい」

2023.06.18

 22人のフレッシュマンが、今年度100周年を迎える明大ラグビー部の門を叩いた。輝く未来に向かって、100周年の歴史に新たな風を吹き起こすだろう。本企画では彼らに電話取材を行い、高校時代のエピソードや4年間に懸ける思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)

 

 第18回は舛尾和(文1=佐賀工)のインタビューをお送りします。(この取材は5月18日に行われたものです)

 

――明大を選んだ理由を教えてください。

 「2019年に明治が全国大学選手権で優勝しているのを見ました。その時、自分はラグビーにとても興味を持っていた時期だったので、その影響が一番大きいかなと思います」

 

――明大に入り、以前の印象と変わったことはありますか。

 「単純に大きくて強いといったイメージがあったんですけど、こっちに来ていろいろ考えて選手もコーチ陣も動いていて、今まで見てきたものがこうやってつくられてきたんだっていうのをすごく感じました」

 

――高校3年間を振り返っていかがですか。

 「高校3年間は勉強とラグビーといろいろあったんですけど、一生懸命頑張れて、最後花園(全国高校大会)で東福岡には勝てなかったですけど、目標にしていたところにみんなで行けたので、楽しかったです」

 

――高校時代印象に残っている試合はありますか。

 「最後の東福岡戦です。自分たち九州の一番の敵というと東福岡という印象があって、絶対に勝たないといけない相手とチーム内でもずっと言われていました。最後に当たる機会があり、自分のいとこも東福岡にいて対決できるというのもあって、いっぱい対策して一番いい状態で臨めた試合だったからです」

 

――目指していきたい選手像を教えてください。

 「BKの選手じゃないんですけど、マイケル・フーパー選手(スーパーラグビー・ワラターズ)みたいな選手を目指したいなと思っています。体がめちゃくちゃ大きいわけじゃなくても、チームのために一番体を張れる選手なので、そういう風になりたいなと思います」

 

――自身の強みは何ですか。

 「自分はタックルが強みなので、大きい相手でも下に入ってしっかり止めてっていうところは大学に入ってからもしっかりできていると思います」

 

――尊敬している先輩はいらっしゃいますか。

 「自分が中学校時代に憧れていた選手が平翔太(商2=東福岡)さんなので、一番憧れの先輩です。今はU20に行ったりしているので話せていないのですが、一緒になる時は話をしたりしています」

 

――現状の課題を教えてください。

 「自分は元々FWをやっていたので、パスキルやキックスキルは全然先輩たちに及ばないので、そういった部分を頑張っていきたいと思います」

 

――これからの意気込みをお願いします。

 「まずはしっかり体づくりをして、Aチームの試合に出られるように頑張っていきたいと思います」

 

[廣末直希]

 

◆舛尾 和(ますお・やまと)文1、佐賀工高、174センチ・87キロ

大事にしている言葉は、中学時代のコーチから教わった「現状維持は一歩後退」。毎日何かしら変わらないといけないという思いを大事に日々取り組んでいるそう。