
(24)RISE OF ROOKIES~ルーキー特集2023~ 藤井達哉「目標とされる選手になりたい」
22人のフレッシュマンが、今年度100周年を迎える明大ラグビー部の門を叩いた。輝く未来に向かって、100周年の歴史に新たな風を吹き起こすだろう。本企画では彼らに電話取材を行い、高校時代のエピソードや4年間に懸ける思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)
第17回は藤井達哉(政経1=東福岡)のインタビューをお送りします。(この取材は5月16日に行われたものです)
――明大に進学した理由を教えてください。
「進学した理由は、昔から憧れがあったからです。小学生ぐらいから憧れていて、意識し始めたのは中学、高校の時ぐらいです」
――高校3年間で最も印象に残っている試合を教えてください。
「花園の決勝はもちろんそうなんですけど、高校2年生の時の夏合宿最終日の東海大仰星との試合です。Aチームで後半から出させてもらったんですけど、その時に仰向けに返されたりして、とても悔しかったです」
――その試合をきっかけに変えたことを教えてください。
「今までもしっかりウエートはやっていたんですけど、まだまだ足りてないのかなって思ったので、ウエートに対する姿勢とか練習に対する姿勢が変わりました」
――高校3年間で一番大変だったことを教えてください。
「どこのポジションにも高校日本代表の先輩方がいるので、東福岡でのメンバー争いが大変でした。でも自分は負けず嫌いなので、メンバーに入りたくて、花園に出たくて頑張りました」
――高校日本代表のアイルランド遠征はいかがでしたか。
「やっぱり周りのチームメイトもトップレベルの選手ばかり集まってくるので、とてもレベルが高くてやりやすかったですね」
――アイルランド遠征での収穫を教えてください。
「同じチームメイトに松沼寛治選手(早大)っていう選手がいて、試合でいつもボールを持っているプレーヤーのとこにいて、すごいなって思いました。でも自分と比べたときにやっぱり自分の体力が全然なくて、松沼寛治選手とかそういうプレーヤーがチームからの信頼を得るのかなって思いました。外国人と試合してフィジカルの差を感じたんですけど、同じチームメイトからも学んだことも大きかったです」
――初紫紺はいかがでしたか。
「雨だったので、全然気分が上がらなかったですね。でも僕がメンバーに選ばれても選ばれていない選手がいるので、その重みを感じながらプレーしていました」
――高校の先輩である廣瀬雄也主将(商4=東福岡)の印象を教えてください。
「代はかぶってないんですけど、中3の頃に東福岡の花園をテレビで見て、テレビに映っていた人が間近でプレーしていて、とてもうれしいです。キャプテンなので前でしゃべることも多いんですけど、言っていることが的確で尊敬しています」
――大学4年間で向上させたい部分は教えてください。
「これからプロのチームとか日本代表を狙って、バックローで日本人としてやっていくには、体力とか運動量の面で勝負していかないといけないと思っているので、その面で強化していきたいですね」
――大学4年間での目標を教えてください。
「4年間での目標は、日本一もそうなんですけど、やっぱり人間性的にも応援される、目標とされるような選手になりたいです」
――ありがとうございました。
[森口絵美理]
◆藤井 達哉(ふじい・たつや)政経1、東福岡高、179センチ・95キロ
関東大学春季交流大会・早大戦にリザーブ出場した藤井選手。「明治のファンも多くて足がガクガクになりながらプレーしていました(笑)」
関連記事
RELATED ENTRIES