
(17)RISE OF ROOKIES~ルーキー特集2023~ 竹之下仁吾「誰にも負けない力をつけたい」
22人のフレッシュマンが、今年度100周年を迎える明大ラグビー部の門を叩いた。輝く未来に向かって、100周年の歴史に新たな風を吹き起こすだろう。本企画では彼らに電話取材を行い、高校時代のエピソードや4年間に懸ける思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)
第10回は竹之下仁吾(政経1=報徳学園)のインタビューをお送りします。(この取材は5月15日に行われたものです)
――明大への進学を決めた理由を教えてください。
「報徳学園中学で自分が1年生の時に報徳学園高の3年生で、明治に進学した雲山さん(弘貴・令4政経卒・現東京サントリーサンゴリアス)と江藤さん(良・令4文卒・現横浜キヤノンイーグルス)という先輩がいました。中1の時にその人たちの花園を見て『うわすげぇ』ってなって、その後、明治の試合を見ていたら、雲山さんは1年生から出ているし、江藤さんは4年生で試合に出て、ずっとレギュラーでやっていました。それを見て、同じようになりたいなと思った、というのが1番大きいと思います」
――過去の明大の試合で印象に残っている試合を教えてください。
「僕が中2の時に見た、対抗戦の早明戦です。雲山さんが大学1年生で出た試合です」
――ラグビーを始めたきっかけを教えてください。
「(幼稚園の)年中ぐらいから始めました。元々お父さんがラグビーをやってて、その影響で豊中ラグビースクールに行かされたって感じです」
――ラグビーの好きなところを教えてください。
「難しい(笑)。サッカーとか野球より人数が多くて、スポーツで一番多いと思ってて。トライ取った瞬間とかいいプレーした瞬間を、全員で喜び合えるところが好きです」
――高校時代は後悔ばかりとのことですが、具体的にどのような部分を後悔していますか。
「もっと体をでかくできたなとか、もっと練習できたなとかです。高3の時は意識して練習とかにも取り組んだんですけど、高1、高2の時は、技術とサイズアップのところでもうちょっとできたなという後悔があります」
――特に高校時代伸びたと思うことを教えてください。
「ラグビーに対する意識ですかね。でもあまり伸びたっていうところはなくて、個人的には。成長したところが即答できないところも、高校3年間の後悔につながってます」
――高校3年間で一番印象に残っている試合を教えてください。
「(高校3年次の)花園の仰星(東海大仰星高)戦です。僕が中1の時に見た雲山さんと江藤さんの代がベスト8で、同じ仰星に負けて。ここ数年、花園で報徳は仰星に勝ったことがないみたいなジンクスがあったのですが、自分たちの代でもう一回ベスト8として同じように巡ってきました。個人の試合の内容としても、序盤、自分のミスで結構テンポを悪くしてしまったんですけど、自信のあるプレーであるハイパントキャッチをその日2本捕りました。自分で言うのはあれですけど、それでチームが勢いに乗ったかなっていうのはあって、自分的にも良かったなという印象です。」
――大学4年間を通して向上させたい部分を教えてください。
「まずサイズと、もっと飛び抜けた力をつけたいです。難しいですけど、ここは誰にも負けへんみたいな力をつけたいです」
――1年生での目標を教えてください。
「積極的にプレーして、もっと先輩からいろんなことを吸収して、紫紺を着たいです」
――ありがとうございました。
[森口絵美理]
◆竹之下 仁吾(たけのした・じんご)政経1、報徳学園高、180センチ・82キロ
オフの日に大川虎拓郎(法1=東福岡)と餃子フェスに行ったそう。「楽しかったですけどちょっと高かったです(笑)」
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