
(10)RISE OF ROOKIES〜ルーキー特集2023〜 瓜生丈道「周りから応援されるような選手になりたい」
22人のフレッシュマンが、今年度100周年を迎える明大ラグビー部の門を叩いた。輝く未来に向かって、100周年の歴史に新たな風を吹き起こすだろう。本企画では彼らに電話取材を行い、高校時代のエピソードや4年間に懸ける思いについて伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)
第3回は瓜生丈道(法1=小倉)のインタビューをお送りします。(この取材は5月18日に行われたものです)。
――明大に入学を決めた理由を教えてください。
「小学生くらいの頃から紫紺のジャージーに憧れていました。高校では日本一になれなかったので、大学では日本一になれる学校に入りたいと思って決めました。いつかは覚えてないのですが、早明戦をテレビで見てたくさんの観客の中で注目されながら試合していて、その中で日本一になれたら楽しいだろうなと思いました」
――当時の明大ラグビー部の印象はどのようなものでしたか。
「FWが力強いという印象です。BKは多彩なスキルと、スキルを持ちつつもみんな前に出ていて、その姿に憧れました」
――小倉高を選んだ理由を教えてください。
「たくさん高校の選択肢があったのですが、あえてラグビーだけじゃなくて勉強も怠らず、文武両道を目指せる学校がいいなって思いました。家から近くてお父さんや叔父さんも小倉高校出身だったので決めました」
――高校時代で一番印象に残っている試合を教えてください。
「高校1年の時の、福岡県花園予選準々決勝での福岡高校との試合です。1年生の時から試合に出させていただいてたのですが、3年生の先輩にとって最後の大会にスタンドオフとして出て、勝てるだろうと思っていた相手に負けてしまいました。その時は今までの自分を勘違いしていたなというか、まだまだだなと感じましたね。先輩にも申し訳なかったし、自分でも悔しかったですね」
――その試合を経験して自分自身変わったことはありますか。
「それまでは先輩に頼っていて、責任がなかったわけではないのですが足りなかったです。この試合を経て(小倉高は)強豪校とかではないですし、練習の時から自分が中心となってやらなければいけないと思うようになりました」
――ご自身のプレースタイルや強みを教えてください。
「強みはランです。あとは、BKならどこのポジションでもできるっていうことです。いい意味であまり型やスタイルがなくて、どんなポジションでもどんな時でも自分の得意なランを見らせれるところが持ち味です」
――逆にもっと強化したいことを教えてください。
「まずは体を大きくしたいです。強みであるスピードももっと早く、(体を)強くしたいというのもあります」
――明大の先輩と練習する中で、特にすごいと感じた選手はいらっしゃいますか。
「みなさんすごいですが、キャプテンの廣瀬雄也(商4=東福岡)さんは特にすごいです。この前一緒に少し練習する機会があったのですが体が大きいし、速いしなんでもできるしすごかったです」
――尊敬している人を教えてください。
「父ですかね。小倉高校から筑波大に行ったのですが、社会人になっても九州電力(キューデンヴォルテクス)で選手で終わらず監督、指導者になっていました。だけど家に帰ったらお父さんとして接してくれて、ジュニアの時にはコーチとして自分がラグビーを教えられる側で。色々こなしていたという面で人としてもラガーマンとしても尊敬しています」
――お父様が筑波大出身ということですが、筑波大に行こうとは考えなかったのですか。
「思わなかったですね。叔父は慶應出身ですが、筑波と慶應には行こうと思わなかったですね。そこ以外に行きたいなと思って。高校とスクールは父と叔父と一緒だったので、大学では自分で新しい道というか新しい選択をしたいと思いました」
――明大での4年間でどのような選手になりたいですか。
「みんなから信頼されて、周りから応援されるような選手になりたいですね。あと、自分がそうであったように小さい子から憧れられて明治に入りたいなって思われる選手になりたいです」
――今後の意気込みを教えてください。
「早く紫紺のジャージーを着て日本一に貢献できるような選手になりたいですし、中心選手になってみんなを引っ張っていけるような選手になりたいです」
――ありがとうございました。
[豊澤風香]
◆瓜生 丈道(うりゅう・たけみち)法1、小倉高、174センチ・76キロ
出身である北九州でのおすすめスポットは皿倉山とのこと。「夜景が綺麗です!」
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