(26)関東インカレ事前インタビュー④/小林真名世、松下かなう、井上史隆

2023.05.07

 昨年度は短長歩の全部門で好記録を叩き出し、1部残留を果たした明大競走部。新体制になった今、紫紺の未来を担うルーキーもチームの後ろ盾となるに違いない。先輩たちが確立してきた地位を守り抜き、今年度もチーム力の高さを見せつける。

 第4回は小林真名世(政経3=八王子)、松下かなう(法3=大分東明)、井上史隆(理工4=市立橘)です。(この取材は4月29日、30日に電話で行われたものです)

 

小林真

――現在のコンディションはいかがですか。 

 「春先に比べると調子が上がってきて、400メートルHでもベストを出すことができました。なので状態は上がってきています」 

 

――自己ベストを出したことは自信につながりましたか。 

 「関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)の標準は切ることができなかったのですが、3月から4月上旬まではなかなか記録が出ず焦りもあったので、自己ベストを出すことができて少しほっとしています」 

 

――関東インカレに向けてどのような取り組みをしてきましたか。 

 「自分が走る状況になったら積極的な走りができるようにと思っていたので、スピード面と体力面の両方を意識して練習してきました」 

 

――4×400メートルRではどのような走りをしたいですか。 

 「状況次第ではありますが昨年度も関東インカレと日本学生対校選手権(以下、全日本インカレ)を走らせてもらって積極的にレースを展開できたので、今回も消極的にならずに前半から攻めたレースをしたいです」 

 

――チームとしての目標はありますか。 

 「明大としては1部残留が絶対条件なので、そこに向かってしっかりとチームで団結して目標が達成できるように頑張りたいと思います」 

 

――最後に意気込みをお願いします。 

 「3回目ということで後輩に積極的に引っ張る姿を見せたいです」 

 

――ありがとうございました。

松下かなう(法3=大分東明)

松下

――現在のコンディションはいかがですか。 

 「今シーズンは関東インカレまでに4試合出ていて、試合を重ねるごとに体のキレが増しているのでいい状態に仕上がっています」 

 

――記録会にはどのような目的で出場されましたか。 

 「関東インカレの(100メートル)A標準を切っていなかったので標準を突破するために出場しました。また、全日本インカレの標準記録を突破することも目標としていましたが、両方とも突破することができず関東インカレはB標準で終わってしまったので悔しかったです」 

 

――レースでの収穫はありましたか。 

 「収穫としては100メートルで後半減速してしまうのですが、国士大競技会では前半から中盤までの流れがうまくいって、後半減速せずにフィニッシュできたので、そこは良かったと思います」 

  

――短距離ブロックの雰囲気はいかがですか 

 「活気ある新入生が入ってきてくれたので、とてもいい雰囲気でできていると思います」 

 

――木村稜さん(主将・政経4=乙訓)と木村颯太さん(法4=明星学園)はそれぞれどのような方ですか。 

 「稜さんはとても優しくて頼りがいのあるキャプテンで親しみやすいです。颯太さんは競技の面でさまざまな指摘をしてくださるなどいい影響を与えてくださる方です」 

  

――100メートルはレベルの高い中でのレースになりますがどのように感じていますか。 

 「結構緊張するというかプレッシャーを感じてしまうタイプなのですが、レベルが高い中でも気持ちの面で負けないように頑張りたいです」 

   

――今大会の目標を教えてください。 

 「100メートルは今のままでは全然戦えないのでしっかりと戦えるレベルまで調整して決勝に残り入賞することを目標としています。4×100メートルRは3位入賞目指して頑張りたいと思います」 

 

――最後に意気込みをお願いします。 

 「レベルの高い環境ですが、気負いせずに楽しんで走りたいと思います」 

 

――ありがとうございました。

井上史隆(理工4=市立橘) 

井上

――現在のコンディションはいかがですか。  

 「4月はあまり調子が良くなかったのですが、5月以降はケガも治ってかなりいいコンディションで練習を淡々と積むことができています」 

 

――冬の期間に強化されてきたことはありましたか。 

 「冬はとにかく短距離のみんなとかなり一緒に走りました。体力的な面ではやはり春になると落ちてくる部分があるのですが、スピードの面ではある程度維持ができているのでそこは練習の成果が出ていると思います」 

 

 ――短距離ブロックの雰囲気はいかがですか。

 「先輩後輩関係なく対等な関係でとても明るいのですが親しき仲にも礼儀ありという感じでいい雰囲気で過ごせています。緊張感も関東インカレに向けて少しずつ出てきているので、チームとしていい方向に進んでいると思います」 

 

――木村稜主将はどのような主将ですか。 

 「最初は少しおどおどしている部分があると感じていました。しかし最近はチームを引っ張ってくれていて競技成績はもちろんですし、声掛けなどの気遣いも自分が気づかないところにも目を配ってくれています。自分たちは同級生が少なく一人一人が自覚を持って動かないと稜の負担が大きくなってしまうので、負担をかけすぎないように他の4年生と力を合わせてサポートしたいと思います」 

 

――最後の関東インカレに向けての思いを教えてください。

 「昨年度引退された先輩方から関東インカレにかける思いを強く感じたので今年度は冬季練習からかなり意識を高く持って取り組んできました。そのようなこともあって関東インカレに対してとても強い思いがあるのでみんなで笑って4日間を終えたいです」 

 

――最後に意気込みをお願いします。 

 「4年生同士の仲もとても深まり自分としても居心地のいい部活なので、集大成としてしっかりと入賞という形で感謝を伝えたいです」 

 

――ありがとうございました。

 

[桑原涼也、萩原彩水]