(7)関東大学1部リーグ戦 第3節 対拓大戦 試合後コメント

2023.04.16

栗田大輔監督 

――これまでリーグ戦で勝ちなしでしたが、選手にはどのような話をしてきましたか。

 「明治らしいサッカーを実直に積み重ねていくことが大事だということです。今シーズンに入って引き分けが2つ続いていますが、天皇杯はまだ勝ち残っていますしとにかく勝ち星を積み重ねる、負けないということを大事にして追求しています。拓殖大学さんは技術も高いし独特なサッカーをやってくるので、そこに対するみんなの意識付けや守備の決まりをそろえてやっていました」

 

――特に評価できる選手はいますか。

 「本当にすべての選手が良かったと思いますし、交代で入った木内(達也・営3=鹿島アントラーズU-18)にしても鷲見(星河・政経3=名古屋グランパスU-18)にしても太田(龍之介・政経4=ファジアーノ岡山U―18)にしても仕事を全うしてくれたので。期待していることをしっかりやってくれるとそういう時の明治は強いなと。毎年選手は変わるので、そういった中でも今年の色というか、きっかけが見えたようなゲームだったかなと思います」

 

――天皇杯が控えていますが、そこでの戦い方についてはいかがですか。

 「これからじっくり考えますが、トーナメントになると1点というのが重くのし掛かるので、まず失点をしてはいけないということと、変に意識すると違うサッカーになってしまうのでやはり明大は今日のようなサッカーをやり続けて圧倒することかなと思います」

 

井上樹主将(法4=ヴァンフォーレ甲府U―18)

――試合を振り返っていかがですか。

 「前半は難しい時間が続いて、ピッチのコンディションや天候もありましたが、その時間帯で失点しなかったことが一つの大きなポイントだったかなと思います。そこで我慢して上手く改善できていい形で点が入ったので自分たちらしさが出たかなと思います」

 

――リーグ戦初勝利となりましたがその点についてはいかがですか。

 「開幕から2節とも引き分けが続いていて、内容もあと少しのところでアディショナルタイムで悔しい落とし方をしていました。その原因は自分たちの甘さにあると感じていて、練習からそういうスキをなくしたり、入りの悪さを改善するために練習から意識して取り組んでいた結果が出せたと思います」

 

――チームをまとめる立場として工夫していることはありますか。

 「一つは声掛けで、全員に響くような声掛けやチーム全体を動かすような声掛けを常に行うようにしています。その中でも入りやチャンスなど、試合の中で要所要所にポイントとなる時間があってそこを意識しています」

 

中村草太(政経3=前橋育英)

――今日はどのような気持ちで試合に臨みましたか。

 「リーグ開幕してから2戦連続引き分けということでまだ勝ちがなく、しかも失点してしまっているという状況で、ホームですし絶対勝とうとチームとしてベクトルをそろえてやっていきました」

 

――今年度のリーグ戦初得点となりましたがいかがですか。

 「藤森からニアでいいボールが来たので気持ちで押し込みました。スライディングしながらですけど決められてよかったです」

 

――次戦への意気込みをお願いします。

 「今のところシーズン入って負けなしという相手なので、このまま負けないチームというチーム作りを続けていくのが大事ですし、個人としてはチームを勝たせる結果というのを常に求めてやっていきたいと思います」

 

太田

――得点シーンを振り返っていかがですか。

 「セットプレーの練習を今週はずっと行っていて、いい形でそのシーンが訪れたので藤森がいいボールをくれて自分は押し込むだけで、練習通りにできたかなと思います」

 

――下級生の活躍はどのように感じますか。

 「毎年のように下級生がのし上がってきて、チームで競争が生まれていますし、下級生に負けないように引っ張って、下級生は上級生を越えるというサイクルでどんどんいいチームになっていくかなと思います」

 

――反省点や課題は見つかりましたか。

 「やはり前半は特に明治の守備があまりはまってない場面が多くて、自分たちのやるべきことは変えずに相手に通用する圧倒的な守備をしていれば楽な試合展開もできたと思うので、そこは今後の課題だと思います」

 

島野怜(法2=仙台育英)

――今日の試合で意識したことはありますか。

 「相手は細かいプレーが上手なチームだったので、しっかり間を絞って縦や中にボールを入れさせないということはチームとしても個人としても意識してやりました」

 

――2年生になってチームの中で自分の立ち位置をどのように感じていますか。

 「昨年度、最後のインカレで自分がマークを外して失点してしまったので、今年度は2年生ですが自分がチームを引っ張っていかないといけないと感じていますし、私生活を含めサッカーも自分が先頭に立って頑張っていきたいと思います」