(42)明スポ単独インタビュー② ボッチャ日本代表・内田峻介選手/ボッチャ東京カップ2023

 3月11日と12日の2日間で行われたボッチャ東京カップ2023。今大会は一般参加者に加えて、ボッチャ日本代表・火ノ玉JAPANやアスリート、芸人など多くの著名人が参加した。今回はその中から、東京パラリンピック個人種目で金メダルを獲得した杉村英孝選手(伊豆介護センター)、世界選手権リオ2022金メダリストの内田峻介選手(大体大)、そして長年ボッチャの普及に取り組んでいる、元競泳日本代表でアテネ五輪金メダリストの柴田亜衣氏にインタビューを行った。今回は、第2弾として内田選手のコメントを全文お届けします。

 

内田選手

――大会を振り返ってみていかがですか。

 「本当に皆さん年々上手くなっていて、今大会はレベルの高い大会だなと思っているのですが、僕たち火ノ玉ジャパンは準決勝で大阪公立大学さんに負けてしまって、悔しい結果となってしまいました。また来年も行われると思うので、次は次はと言えないんですけどね(笑)。もう本当に次も狙うとこは王座しかないので、それも強化の一環として、一つの大会として臨んでいけたらいいなと思っています」

 

――学生に関して思うことは何かありますか。

 「こうやってボッチャというのが大学で多く広まっていけばいいなと思っていて、僕自身大阪体育大学のアダプテッド・スポーツ部に所属しているのですが、僕はそこで実力が付いてきたと思っているので、学生さんたちに感謝しています。アスリートと学生さんが共に切磋琢磨しながら強くなるっていうのがもっと増えればいいなと思っています」

 

――ボッチャの魅力はどこでしょうか。

 「老若男女ができるスポーツだと思います。野球だったら、プロ野球選手と普通の人が戦ったら勝てないじゃないですか絶対に。でもボッチャって本当に何が起こるか分からないんですね。遠くに付けられたら、普通の学生さんでもミラクルショットが生まれたりしますし、火ノ玉ジャパンに、日本代表に勝つ可能性があるので、同じ土俵で同じルールで真剣に勝負できるのが魅力だなと思います」

 

――現在の普及状況についてはいかがですか。

 「東京パラリンピックや杉村選手などのおかげで普及していっているとは思うのですが、まだまだ知らない人がいるのが現状だと思っています。なので、もっと普及していくためには自分たちが結果というものを残し続けていく必要があると思うので、もっともっと普及につなげていきたいなと思います」

 

――代表としての目標を教えてください。

 「もうパラリンピックまでの時間が1年とちょっとになってきたので、結果を残していくことにこだわって練習して、パリパラリンピックへの出場、メダル獲得を目指していきたいと思っています」

 

――ありがとうございました。

 

[末吉祐貴]