
(14)ルーキー特集⑩/鬼塚大翔
昨年度4種目で明大記録を打ち立てるなど飛躍の年となった明大競走部。さらなる飛躍を誓う今年度のチームスローガンは「貪欲に~前のめりに一歩ずつ~」。そんな明大に〝強さ〟を求めてやってきた者たちの思いを紹介する。これは4年間を通して貪欲に求め続けていく彼らの一歩目だ。
第10回は長距離部門・鬼塚大翔(政経1=学校法人石川)のインタビューです。(この取材は3月19日にオンラインで行われたものです)
――明大に入学を決めた理由を教えてください。
「自分の高校の先輩の阿部弘輝さん(令2政経卒・現住友電工)や櫛田先輩(佳希選手・令5政経卒・現NTT西日本)が高校卒業して明治大学に入っていて、箱根駅伝とかで活躍している姿を見て、自分も明治大学で箱根駅伝を走りたいなと思ったからです」
――大湊柊翔選手(情コミ1=学校法人石川)も同じ高校から入学されることに関してはいかがですか。
「大湊は高校の同じ陸上部で一番仲が良かったと思いますし、同じ寮とか同じ部屋とかでもあったので心強いです」
――鬼塚選手の走りの強みを教えてください。
「狙った大会とかそういうところでしっかり調整をして、力を発揮できるのは強みだなと思います」
――大学で伸ばしていきたい部分はありますか。
「高校で比較的長い距離のレースは走ってきませんでした。1万メートルや箱根駅伝の距離というのに不安はあるので、しっかり距離を踏んで体を作って、箱根駅伝に対応できるようにしていきたいなと思います」
――高校時代に力を入れていた種目はありますか。
「3000メートルSCをやっていました」
――3000メートルSCを始めたきっかけを教えてください。
「中学時代から元々興味はあって、高1の新人戦のときに高校の先生にやってみないかというふうに言われてやりました。きつかったんですけど楽しかったので、この種目をやりたいなと思いました」
――トラックシーズンでの3000メートルSCの目標はありますか。
「今はまだ自己ベストが9分7秒くらいなので、まず8分台を出したいなというのはあります」
――鬼塚選手の憧れの選手はいらっしゃいますか。
「高校の先輩の遠藤日向さん(住友電工)がいて、その他にも相澤晃さん(旭化成)や阿部弘輝さんとか、高校の先輩にすごく強い方がたくさんいるので、その方たちが憧れです」
――遠藤選手や相澤選手などは世界でも活躍されていると思います。将来世界に行きたいといった思いはありますか。
「まだそこまで見えないというか、そこまで想像はできないですけど、興味はあるので少しずつ頑張っていきたいなと思います」
――今までの中で一番印象に残っているレースはありますか。
「高校2年生のときのインターハイも3000メートルSCで行ったんですけど、そのときは予選落ちしてしまってすごく悔しかったです。練習もあまりうまくできずに臨んだ大会だったので、そこで1回気持ちをリセットして再スタートしようというふうに思うきっかけになったレースかなと思います」
――大学4年間の目標を教えてください。
「個人としては3000メートルSCを専門的にしっかりやっていきたいなと思っています。なので日本学生対校選手権とか日本選手権とか、そういったところで上位に入賞していくというところは一つ目標にしたいです。駅伝では三大駅伝を走って、チームの目標順位に貢献できるような走りができる選手になりたいです」
――箱根駅伝で走ってみたい区間はありますか。
「復路の6区の山下りを走ってみたいなと思います」
――下りが得意ですか。
「はい。あとずっと箱根駅伝を見ていて6区いいなというふうに思っているので走ってみたいです」
――今年度の目標を教えてください。
「春夏にしっかり土台を作って、駅伝メンバーの選考に絡めたらいいなと思うんですけど、まずは焦らずにじっくりやっていきたいなと思います」
――今後の意気込みをお願いします。
「新入生の中で持ちタイムや実績はトップというわけではないんですけど、4年間しっかり練習を積んで、明治を引っ張れるような強さのある選手になりたいなと思います」
――ありがとうございました。
[萩原彩水]
※写真は本人提供
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