
(12)ルーキー特集⑧/大湊柊翔
昨年度4種目で明大記録を打ち立てるなど飛躍の年となった明大競走部。さらなる飛躍を誓う今年度のチームスローガンは「貪欲に~前のめりに一歩ずつ~」。そんな明大に〝強さ〟を求めてやってきた者たちの思いを紹介する。これは4年間を通して貪欲に求め続けていく彼らの一歩目だ。
第8回は長距離部門・大湊柊翔(情コミ1=学校法人石川)のインタビューです。(この取材は3月10日にオンラインで行われたものです)
――明大を選んだ理由を教えてください。
「文武両道という面で充実した生活を送れると思ったことが理由です。また、自分は中学3年次の箱根駅伝を見てから明大に憧れを持っていました。高校入学時から明大に進学することをずっと考えていたため、入学を決めました」
――学校法人石川高は競技面においてどんな学校でしたか。
「学校法人石川高はスピードがある選手が多く、自分たちもトラックには自信を持って取り組んでいます。トラックで培った力を駅伝でさらに発揮できればもっといい強みになると思っています」
――大学ではトラックとロードのどちらに力を入れていきたいですか。
「トラックでも日本選手権やインカレに出たいという気持ちはあります。ただ、箱根駅伝を目指して大学に入学させていただくので、自分としては三大駅伝をしっかり結果を出して走りたいと思っています。そのため、大学では駅伝に力を入れていきたいと考えています」
――ご自身の強みは何ですか。
「自分の強みは安定した走りだと思っています。結果こそあまり出ていませんが、レースでの崩れない走りや、後半のラストスパートが強みだと思います」
――逆に改善すべき点はどこだと思いますか。
「現時点での課題は自分一人で押していく力がまだまだ足りないと感じています。自分の個の強さが弱いので苦手な部分を克服するために単独走などを増やして、今も1人でポイント練習に取り組んだりしています」
――大学では距離を踏む練習が多くなりますが、そのことについてはどう思いますか。
「自分は練習の特徴から考えると距離を踏んでいくことが向いていると思います。距離に対しての不安はないですし、むしろケガをしないことを意識して取り組んでいけば練習に付いていけると思います」
――1年次はどんなことを意識して取り組んでいきたいですか。
「1年次は積極的な走りをして上級生を突き上げるような爆発的な走りをしたいです。全日本大学駅伝も箱根駅伝も予選会からの争いになると思うのですが1年次からしっかりと出場して本戦も走りたいと考えています」
――4年間を通しての競技面における目標を教えてください。
「最大の目標は箱根駅伝で区間3番以内を取り、シード権獲得に貢献することです。また、関東学生対校選手権や日本学生対校選手権、日本選手権などのトラックの主要大会にも出て、いずれは世界を目指せる選手になりたいと思っています」
――ありがとうございました。
[松原輝]
※写真は本人提供
関連記事
RELATED ENTRIES