(10)世田谷競技会事後インタビュー②/森下翔太、尾崎健斗

2023.04.10

 4月8日に行われた世田谷陸上競技大会。ルーキーから4年生まで多くの選手が自己ベストを更新し、幸先のいいスタートを切った。今回はレース後の選手の声をお届けする。

 

 第2回は森下翔太(政経2=世羅)、尾﨑健斗(商3=浜松商)です。

 

森下

男子1万メートル3組 1着 28分24秒84 自己ベスト

――レースを振り返っていかがですか。

 「28分20~30秒くらいで軽くいけたらいいなというのが目標で、ラスト2周まではいい感覚で走ることができました。最後もペースを上げることができたので、次の1万メートルに期待できると思います」

 

――レースの位置付けを教えてください。

 「自分の調子を確かめるために出ました」

 

――収穫はありましたか。

 「1万メートルでも最後まで余裕を持って走れることが分かったのが収穫です。今回のペースだと後半もしっかりと上げることができたので、次戦では最初から今回より速いペースで押していって、ラストでさらに上げたいです」

 

――次戦に向けて今後取り組んでいくことを教えてください。

 「今やっていることの質を上げていきます」

 

――最後に意気込みをお願いします。

 「次のGGN(ゴールデンゲームズinのべおか)の5000メートルが1番(タイムを)狙っている試合なので、そこで日本選手権の標準記録を狙います」

 

――ありがとうございました。

尾﨑健斗(商3=浜松商)

 

尾﨑

男子1万メートル3組 DNF

――現在の調子はいかがですか。

 「少し前に体調を崩してしまって、今はそこから状態を戻すことを目的に練習しています」

 

――今回のレースの位置付けは何でしたか。

 「状態を上げるのが目的でした。今回はレースに出るのを迷ったぐらいの状態だったんですけど、出ることに意味があると思って山本佑樹駅伝監督とも相談して5キロまで走ることにしました」

 

――次のレースの予定はありますか。

 「次は2週間後に日体大記録会があって、その1万メートルのレースに向けて残りの期間を過ごすのと、来月の関東学生対校選手権を目標に準備できたらと思っています」

 

――今年度、長距離部門の主将になった経緯を教えてください。

 「キャプテンがなかなか決まらなかったので、僕がやりたいと山本駅伝監督に立候補して任せてもらう形になりました」

 

――主将をやりたいと思ったきっかけは何ですか。

 「いろいろ自分なりに考えて立候補したんですけど、立候補した一番の決め手は、昨年度の箱根駅伝(以下、箱根)を走ってシード落ちを経験して、時間が経つほど自分のふがいなさに悔しくなったからです。その悔しさを晴らすために、チームの先頭に立って今年度の箱根でシード権を取りたい思いがあって立候補しました」

 

――3年生の立場で主将を務めることについてはいかがですか。

 「僕にとって挑戦にはなると思うんですけど、やっぱり3年生という立場でどうチームをまとめていくかが大事になってきますし、上級生を含めチーム全体と連携を取ってチームをうまく機能させていけたらと思っています」

 

――一昨年度は鈴木聖人選手(令4政経卒・現旭化成)、昨年度は小澤大輝選手(令5政経卒・現富士通)が主将でしたが、尾﨑選手が自身で思うキャプテン像は何ですか。

 「僕は小澤さんや聖人さんみたいにチームの中心としてはまだ実績が足りない部分が多いんですけど、その分チームの意見を聞きながら、競技に専念しやすい環境をつくれるように頑張ることでチームを引っ張っていけたらと思います」

 

――今年度の意気込みを教えてください。

 「今年度の箱根8位、シード権獲得というチーム目標に向けて、僕が先頭に立ってチームを引っ張っていけたらと思いますし、僕自身も3年目ですごく重要な年でもあるので個人でも結果を残せるよう頑張っていきたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[島田五貴、覺前日向子]