
(3)ルーキー特集①/川津靖生
昨年度4種目で明大記録を打ち立てるなど飛躍の年となった明大競走部。さらなる飛躍を誓う今年度のチームスローガンは「貪欲に~前のめりに一歩ずつ~」。そんな明大に〝強さ〟を求めてやってきた者たちの思いを紹介する。これは4年間を通して貪欲に求め続けていく彼らの一歩目だ。
第1回は短距離部門・川津靖生(法1=明星学園)のインタビューです。(この取材は3月8日にオンラインで行われたものです)
――陸上はいつから始めましたか。
「高校から始めました」
――始めたきっかけを教えてください。
「友人に誘われたからです」
――元々得意でしたか。
「そうですね。スポーツ自体は好きで中学校まではずっと野球をやっていました。高校では野球部があまり強くなかったので、部活をやるならしっかりしたところが良いという思いから陸上部に入部させてもらいました」
――陸上競技の魅力はどういうところだと思いますか。
「誰かに勝ちたいという欲があるので、人と競り合って勝敗がつくことがとても楽しいです」
――陸上競技をここまで続けてこられたモチベーションはどんなところにありますか。
「高校1、2年生まではあまり結果を残せなかったので、心が折れるほどではありませんでしたが、そこまでモチベーションはなかったです。3年生で記録を残せるようになってから、やはり記録が伸びる楽しさや顧問に対する感謝を感じるようになりました。そこから記録をもっと出したいと思うようになり、それがモチベーションになっています」
――高校の陸上競技を振り返っていかがでしたか。
「自分は人より耐える力などのメンタル面が強いと思っているので、継続力がやはりやっていく上で大事だと思いました」
――高校で印象に残っているレースはありますか。
「印象に残っているレースは東京都高校総体の200メートル決勝です。その試合まではあまり200メートルが好きではありませんでした。レース結果は2位でしたが、コーナーに合わせて走ることがとても楽しかったです。自己ベストも出たので、かなり印象に残っています」
――リレーもされているそうですが、大学でも続ける予定はありますか。
「そうですね。リレーメンバーに選ばれたら走ろうと思っています」
――何走を走りたいですか。
「コーナリングが得意なので、1走か3走をやりたいと思っています」
――明大に進学を決めたのはなぜですか。
「自分の高校から先輩方が進学されており、そうした先輩方の活躍を見る中で自分も一緒にリレーを組みたいと思ったので志望しました」
――昨年度の明大競走部の走りや活躍はどのように捉えていますか。
「やはり長距離がフィーチャーされる中で、最近は短距離も記録がぐんぐん伸び始めているので追い付きたいという意識はしていました」
――明大の選手で追い付きたいと思う選手はいますか。
「木村颯太選手(法4=明星学園)と木村稜選手(政経4=乙訓)はよく見させてもらっているので、特に追い付きたいと思う先輩方です」
――その2人の走りの印象はいかがですか。
「身長や体格が他の選手と比べると小柄ですが、そこからは想像もつかないような走りの大きさがあります。木村颯選手は自分の高校の先輩で、そこから走り方を盗んだりもしました。自分も3年生のときにそのイメージをして活躍できたので、追い付きたい存在というのが大きいです」
――大学ではどんなことをしていきたいですか。
「最初は先輩方の練習に入って、どういう意識で練習をしているのかを教えてもらいたいです。そういう中で自分の走りを良くしていきたいと思っています」
――4年間通しての目標を教えてください。
「目標はやはり日本選手権に出ることです。自己ベストを出しても標準記録が高いので、その標準記録を出した上で決勝に残れるような選手になりたいです」
――意気込みをお願いします。
「先輩たちに付いていきながら、その中で自分の目標を見つけて日々練習していこうと思っています」
――ありがとうございました。
[石井遥]
※写真は本人提供
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