競走部 明鏡紫水/卒業記念特別企画

2023.03.24

 今年度の競走部特集記事『明鏡紫水』は200話を超えた。全ての記事が選手たちのヒューマンドラマにあふれており、どの記事も大切な思い出だ。筆者はこの記事をもって3年間におよぶ明スポでの活動に幕を下ろす。最後に少しだけ3年間の思い出を振り返りたい。


 3年間競走部担当の記者として活動する中で常に感じていたことがある。それは、明大競走部は多くの人々に愛されているということだ。都内の競技会だけでなく、地方遠征に行くと必ず明大競走部ファンがおり、私たち明スポにも温かいお言葉をいただく機会が多かった。また、OBや明大競走部の関係者、選手にゆかりのある方々なども「競走部のためなら」と快く取材を受けてくださる。昨年12月に発行した箱根駅伝特集号の終面の企画でも多くのファンの方々から選手への応援メッセージをいただいた。多くの人々から愛される明大競走部に記者という形で関わることができたことは私の財産だ。

(今年度の箱根駅伝特集号)


 箱根駅伝の結果という観点では悔しい3年間だったかもしれない。それでも選手の競技に対する真摯な取り組みや、スポーツの裏側にあるドラマに心動かされたことが原動力となり、ここまで明スポ活動を全うできた。結果だけではないスポーツの価値。学生スポーツの意義を再認識した。ぜひ今まで目にしてこなかった競技も明スポを通じて見ていただきたい。きっとそこにはヒューマンドラマがあり、心打たれることだろう。その一つ一つの感動が明大体育会を盛り上げるきっかけとなるのだ。


 いつも快く取材を受けてくださった競走部や関係者の方々。また、毎回の記事を楽しみにしてくださった読者の方々に感謝申し上げたい。皆様に支えていただいたお陰様で明スポでの活動を全うすることができた。『明鏡紫水』が皆様にとって思い出の一部になっていたら大変嬉しく思う。これからも明大競走部、明スポ、明大体育会の歴史は続いていく。私は一ファンとして、温かい声援を送り続けよう。


[大橋直輝]