(212)春季オープン競技会事後インタビュー②/木村颯太、馬場勇一郎、宮川颯太

2023.03.22

 国立競技場で3日間開催された春季オープン競技会。4年生を含めた今のチームで臨む大会もこれが最後となる。新年度を目前に控えた選手たちの胸中をお届けする。

 

第2回は木村颯太(法3=明星学園)馬場勇一郎(政経3=中京大中京)、宮川颯太(商3=富士市立)です

 

木村颯

男子200メートル3組

3着 21秒82

――レースを振り返っていかがでしたか。

 「昨年度タイムを切れなかった日本学生個人選手権の標準記録である21秒20というタイムを切ろうと今回思っていました。しかし、寒かったこともありタイムを切れず、少し残念です」

 

――コンディションはいかがでしたか。

 「右のハムストリングに不安があり、出場するか迷っていたのですが、タイムを出さないといけないと思い出場しました。コンディションとしては全く良くなかったと思います」

 

――今年度を振り返っていかがでしたか。

 「ケガに悩まされて十分に練習を積めないまま試合に出てケガを繰り返していたので、来年度は自分のペースで試合に出られたらと思います」

 

――来年度の目標はなんでしょうか。

 「20秒4、5というタイムを出すということと日本選手権入賞、日本学生対校選手権(以下、日本インカレ)優勝です」

 

――最上級生となりますが、意識されることはありますか。

 「今までと変わらずみんなに真面目に取り組んでいることを見てもらって、しっかり先輩としてあるべき姿を見せられたらと思います」

 

――これからの意気込みをお願いします。

 「200メートルだけではなく100メートルやリレー種目でもメンバーはそろっているので記録を出したいです」

 

――ありがとうございました。

馬場勇一郎(政経3=中京大中京)

 

馬場

男子1500メートル1組

2着 3分53秒63

――本日のレースを振り返っていかがでしたか。

 「1着を取りたかったので結果だけでいえばあまり良くなかったです。そこまで力が大きく離れている、勝てない相手ではないと思っていたのでそこで1着を取れなかったのは残念だったと思います」

 

――最後の競り合いの場面はどういったことを考えて走っていましたか。

 「ラスト300メートルからスパートのところで少しいっぱいいっぱいだったと感じました。ラスト100メートルが上がらなかったというより、余力をそんなに持てなかったのでそこが一つの課題だと感じました」

 

――東京六大学対校大会(以下、六大学)の目標や意気込みはありますか。

 「1500メートルに関して言えば優勝ですし、1着というところにこだわっていかないといけないと思います。800メートルは関東インカレの標準記録は練習していなくても切ることを結果として目指したいです。しっかり結果にこだわる部分と、追い込みという二つの部分を大事にしたいと思います」

 

――チームを引っ張る立場となりますが、いかがですか。

 「久しぶりに1人でレースを走って昨年度までの亨さん(近藤商4=愛知県私立愛知)の存在は自分の中ですごく大きかったと感じました。普段の練習に取り組む姿勢や先輩としてどのように後輩と関わっていくかといった、背中でしっかりと後輩を導いていける亨さんのような存在にはならないといけないと思います」

 

――来年度の目標はありますか。

 「自分は大学4年生のシーズンが大学で最後だけでなく競技者として最後のシーズンとなる1年となります。大学4年間の目標である1500メートルで3分40秒を切ることと、関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)優勝に向けて力を入れたいと思います。これ以上は陸上できないと思うくらい本当にやり切った1年にしたいです」

 

――ありがとうございました。

宮川颯太(商3=富士市立)

 

宮川

男子400メートルH6組

2着 53秒16

――タイムの満足度はどれくらいでしょうか。

 「100点に近い感じですが、強いていうならば関東インカレの標準記録まであと0.1くらいだったので自分の中では90点ぐらいです」

 

――冬はどのようなことに取り組まれていましたか。

 「今年度は長めの練習をしていて、スピード感がないと感じたのでスピード感を入れつつ一本一本をしっかり走り切るという練習を行ってきました。競った時に対応しやすいように練習しました」

 

――最上級生ですが、どんな1年にしたいですか。

 「新入生も速い選手が入ってきてくれるので来年度はマイルリレー(4×400メートルR)で関東インカレと日本インカレのタイムが狙える年だと考えています。力の個人差はあると思うのですが、辛い時に楽しく、その場の雰囲気を和ませてあげられることが自分の持ち味だと思います。チームを背中で引っ張ることもありますが、自分は雰囲気で引っ張っていければと思います。厳しい先輩というよりも親しみやすい先輩でみんなのモチベーションを上げていきたいです」

 

――六大学ではどのような走りがしたいですか。

 「2週間空くので今週は休憩しつつ、気持ちを切り替えていきたいです。今回よりも暖かくなり、早大と法大を追っていく形になると思うのですが、自分も波に乗っていきたいと思います」

 

――今後の意気込みをお願いします。

 「気持ち的には毎年変わらず楽しく走っているのですが、内心では沸々と燃えているものがあります。両方をうまく保っていきながら、来年度が陸上人生最後なので笑顔で終われるよう頑張っていきたいです」

 

――ありがとうございました。

 

[菊地隼人、原田青空]