レスリング部 手厚い〝サポート〟に感謝/卒業記念特別企画

2023.03.21

 初夏の訪れを感じさせる暑さのなか行われた東日本春季選手権。多くの明大選手が出場するなかで、セコンドからは大きな声援を送るエース・鴇田昇大(文4=足利大付)の姿があった。

◆6・29~7・1 東日本学生春季選手権(駒沢体育館)

 「少しでもいいパフォーマンスができるように、サポートできれば」。自身が不参加の大会にも関わらず、最上級生としてサポートを徹底。連日セコンドに入り、大きな声でチームメートを鼓舞した。その背景には鴇田自身がサポートの重要性を大きく感じていたことがあるだろう。

 

 3年次に行われた全日本学生選手権。セコンドには毎試合、二ノ宮寛斗コーチ(令2営卒)が入った。「いろいろな技を教えてもらっているので大きい存在。ついてもらえれば大丈夫だという安心感が強い」。インターバルでの的確なアドバイス。そしてプレー中の声援は大きく背中を押し、強者ひしめくフリースタイル57キロ級で準優勝に輝いた要因にもなった。

声援を送る鴇田(右)

 

 鴇田の〝サポート″はレスリング部にとどまらない。そう、我々明スポである。弊部は取材時に、毎度飲み物やお菓子の差し入れをいただくなど、レスリング部の方々には大変お世話になっている。

 その中でも鴇田には明スポをとても気にかけてもらった。プライベートでは明スポの投稿に自身のInstagramで反応したことも。マット上でも2021年の東日本春季選手権で優勝した際には、明スポのカメラに向かってポーズ。取材時にありがとうございますと伝えると「あれで(カメラが)明スポの人じゃなかったら恥ずかしいですね(笑)」と気さくに答えてくださったことは今でも覚えている。

 今季はケガの影響もあり、思い描くような結果は残せなかったかもしれない。しかしながら鴇田の優しく、そして仲間思いな人柄は3年間取材した私にも強く感じることができた。今後のご活躍を心からお祈りしています。

 

[久保田瞬]