
(210)春季オープン競技会事後インタビュー①/鈴木憲伸、野口航平
国立競技場で3日間開催された春季オープン競技会。4年生を含めた今のチームで臨む大会もこれが最後となる。新年度を目前に控えた選手たちの胸中をお届けする。
第1回は鈴木憲伸(営4=明大中野八王子)、野口航平(商4=洛南)です。
鈴木憲
男子三段跳決勝2組
12位 14m15
――レースを振り返っていかがでしたか。
「(シーズン)初戦ということもあり、なかなか動きの調子が上がってこなかったです。今回はアームアクションという腕の動きを昨シーズンと変えていました。今まで全部片手で行っていたのを、今回は最後の踏切をダブルアームという両手にしました。それがなかなか上手くいかなかったという試合になりました」
――記録自体の満足度はいかがですか。
「記録としては3本目の14メートル15しか残っていなくて、それに関しては一切満足していないです。1、2本目がファールだっただけに、3本目記録を残しにいこうと思って助走を少し後ろに下げました。それで踏切位置が遠くなって走りが間延びしてしまったので、跳躍的にもまとまらなかったです」
――コンディションはいかがでしたか。
「ケガをしているわけではないですが、あまり良い状態とは言えないです。社会人になるに向けて忙しかったので思うように練習できていなかったです」
――学生として最後の試合はいかがでしたか。
「終わってみるとあっけなかったというのが第一印象です。今回は明大として最後の試合というよりも社会人に向けて試合感をつかむために出たので、そんなに気負ってはなかったです。正直最後という気持ちはあまりなかったので、いつも通り出た感じです」
――今年度を振り返っていかがでしたか。
「この1年間を振り返ると、とても良い1年でした。昨シーズンは自分が1年生の時には想像できないような試合に出て記録を残して順位もそこそこのモノが取れたので、かなり充実していました。冬もまさか陸上をやると思っていなかったので、冬季練習を新4年生の代と楽しくできていい思い出になりました」
――競走部の在校生、新入生に向けてメッセージをお願いします。
「在校生もこれから入ってくる新入生も実力としては申し分ないので、練習やるときはやってあとは楽しんでメリハリをつけながら大学生活を送ってもらえればと思います」
――ありがとうございました。
野口航平(商4=洛南)
野口
男子200メートル4組
2着 21秒70
――レースを振り返ってみていかがですか。
「調子は自分の中ではかなりいい感じで、21秒5くらいをターゲットにしてやっていました。天候が連日に比べたら冷えていたことと、やはり試合の感じに慣れていなくて体が固くなりすぎていたことで、練習の動きが少しできなかったです」
――あまり体が動かなかったという感じですか。
「ウォーミングアップ自体はいい感じでしたが、シーズン初戦ということもあって少し気負いすぎていたという感じです。試合をこれから重ねていくにつれて段々動きは良くなってくると思うので、あまり落ち込みすぎないように楽観的にいこうと思います」
――冬の期間に強化してきたことはありましたか。
「今シーズンは木村稜(政経3=乙訓)と木村颯太(法3=明星学園)がチームを引っ張るということで、200メートルがメインの練習が多かったです。コーナリングやスプリントを強化してきたので、その部分に関しては自分も上がってきているという実感があります。これからが楽しみです」
――今年度はどんな1年間でしたか。
「とても充実していました。チーム的にも年下とか関係なくみんなフラットに意見が言い合える関係で、みんなが記録を出すにはどうしたらいいのかということを少数精鋭だからこそ考えてやっていました。主体性のあるチームだったので、非常に楽しかったです」
――今後の主戦場は400メートルですか。
「400メートルを主体で戦うために200メートルを強化していかないといけないと思っています。400メートルばかりやっていても飽きると思うので、少しずつ一緒にやっていきます。イメージとしては200メートルの練習をしつつ、400メートルにも出る感じです。400メートルに重きを置きすぎるとやはりスピードが落ちてしまうことがあります。とはいえ、長い距離をやらないでいると400メートルのラストがきついので、そこのあんばいは自分で計画立ててやっていこうと思います。明大の後輩は短距離も今後良い結果を出しそうな選手がいっぱいいるので、みんなで高め合ってこれから結果を出していこうと思います」
――ありがとうございました。
[萩原彩水、島田五貴]
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