
(209)日本学生ハーフマラソン選手権事後インタビュー③/甲斐涼介、橋本基紀、新野冴生
長距離部門にとって箱根駅伝(以下、箱根)後初の公式戦となった本大会。明大からは18人が出走し、それぞれが自身の状態を確認した。今回はそんな選手たちのレース後のコメントをお届けする。
第3回は甲斐涼介(情コミ2=宮崎日大)、橋本基紀(商3=専大松戸)、新野冴生(文3=日野台)です。
甲斐
86位 1時間4分35秒
――今回のレースを振り返っていかがでしたか。
「前半10キロくらいまではいい感じでレースを進められました。10キロから15キロくらいで少しペースダウンしてしまいましたが、そこから切り替えてペースを上げることができたので、そこは良かったと思います」
――箱根が終わってからは、どのようなことに取り組んできましたか。
「合宿ではペースよりも距離を踏むことを意識してやってきました。レースで脚も呼吸もそこまでつらくなかったので、合宿でやってきたことが生きたと思います」
――自己ベストを更新されました。率直な感想を教えてください。
「1時間4分30秒から4分切りを目標にしていました。結果は4分30秒くらいだったので、最低限のところでは抑えられたと思います」
――東京六大学対抗大会に向けてどのようなことを取り組んでいきたいですか。
「ずっとペース走よりもハーフマラソンをしていたので、そこまで速いペースで練習をやっていませんでした。次は5000メートルとなるとペースもかなり速くなるので、距離より質を上げて練習していきたいです」
――今後、甲斐選手はどのようにチームに貢献していきたいですか。
「自己ベストを更新していけば自然とチームには貢献できると思うので、まずは5000メートルや1万メートルで自己ベストをどんどん更新していきたいと思っています」
――ありがとうございました。
橋本基紀(商3=専大松戸)
橋本
132位 1時間5分12秒
――今日のレースを振り返っていかがでしたか。
「思っていた以上に走れたと思います。今3年生で就職活動が忙しくなってきていたので、あまりいい状態では臨めませんでしたが、その中ではまとめられた方だと思います」
――今日のタイムはどう受け止めていますか。
「65分ぐらいでまとめられたらいいと思っていたので、意外と走れたと思います」
――課題はありますか。
「昨年度も日本学生ハーフマラソン選手権に出場して走りましたが、公園内に入って6キロから7キロくらいでペースが落ちてしまうことが課題でした。箱根駅伝予選会もこのコースなので、ラスト5キロもしっかり3分くらいで押していけるように意識していきたいです」
――収穫はありますか。
「意外と3分2、3秒くらいであれば押していけるということが分かったので、そこは収穫だと思います」
――来年度に向けて意気込みと目標をお願いします。
「最後の年になるので、箱根出場を最終的な目標に頑張っていきたいです。トラックに加えて全日本大学駅伝、箱根駅伝予選会もあるので、そこでチームに貢献できるようにしたいと思っています」
――ありがとうございました。
新野冴生(文3=日野台)
新野
166位 1時間5分34秒
――今日のレース振り返ってみていかがですか。
「目標としていた64分台というタイムには届きませんでしたが、10キロ通過を30分20秒、15キロ通過を45分台と設けたマイルストーンは達成できていたので、必ずしも全てが駄目というわけではありませんでした。後半の走りに課題が残ったので、その部分をいかに今後の練習で解決していくかということが大事になると思います。結果をただ悲観するだけではなく、自分自身のこれまでの練習の流れや当日の過ごし方などを含めて、どこがいけなかったのか、どこを改善したらより結果に結びつくのかをこれから分析してやっていきたいと思っています」
――直前の練習の消化具合はいかがでしたか。
「就職活動があって大分合宿には行きませんでしたが、同じ就職活動組の新4年生の中でそういった環境の中でも精いっぱいやろうという思いを持って一緒に取り組めました。内容自体も非常に満足のいくものでした。調子自体もそこまで悪くなかったので、それなりに自信を持って迎えることができたと思っています」
――今日走っていて良かったところを教えてください。
「途中の15キロまでは予定通りの走りができたことは良かった部分だと思います」
――今年1年の目標を教えてください。
「箱根出走が私自身の幼い頃からの夢であり、それを応援してくれている人がいるので、そういった人たちへの感謝の思いを走りで返したいです。自分自身が箱根を走ることは個人の目標でもあり、他の人が望んでいることでもあるので、両方を達成するという意味で箱根出場を目指したいです。その上でしっかりとチームに貢献できるような手堅い走りを求めていきたいと考えています」
――ありがとうございました。
[菊地隼人、萩原彩水、石井遥]
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