(208)日本学生ハーフマラソン選手権事後インタビュー②/室田安寿、溝上稜斗

2023.03.15

 長距離部門にとって箱根駅伝(以下、箱根)後初の公式戦となった本大会。明大からは18人が出走し、それぞれが自身の状態を確認した。今回はそんな選手たちのレース後のコメントをお届けする。

 

第2回は室田安寿(情コミ1=宮崎日大)と溝上稜斗(商2=九州学院)です。

 

室田

61位 1時間4分9秒

――今日のレースを振り返っていかがでしたか。

 「前半は集団の後ろで少しずつ前の方を狙っていくという形で入りました。15キロまで前を追って少しずつ上げてきたのですが、そこから一気にペースダウンしてしまいました。後半に持ち返したのですが、63分台には入れず、チーム内2位という結果で少し悔しいです」

 

――今日のコンディションはいかがでしたか。

 「予報より涼しかったのですが、少し空気が乾燥していたこともあり、水分不足があったと感じています」

 

――今後に向けてどのようなことを改善していきたいですか。

 「箱根駅伝予選会(以下、箱根予選)もそうだったのですが、後半15キロ過ぎからのペースダウンが課題だと感じました。また、持久的なベースも必要ですし、フォームを維持するという筋力的な部分も含めて強化していかないと箱根では戦っていけないと思います」

 

――今後どのようなことに取り組んでいきたいですか。

 「春先はトラックをメインで行っていくので、自分の苦手な分野であるスピードをしっかり磨き、トラックで結果を残して駅伝につなげられたらと思います」

 

――今後に向けての意気込みをお願いします。

 「箱根メンバーにエントリーされて、当日変更で走れなかったという悔しい思いをしました。今年度こそ出走してチームに貢献することを目指して頑張っていきます」

 

――ありがとうございました。

溝上稜斗(商2=九州学院)

 

溝上

83位 1時間4分32秒

――今回のレースを振り返っていかがでしたか。

 「目標が63分台だったのですが、15キロ手前まではそれを狙えるペースで走ることができました」

 

――今大会の位置付けは何でしょうか。

 「今年度は主力として絡んでいきたいという思いがあって、今までハーフマラソンを走ったことがなかったので経験を積むという意味で走りました。また、今後トラックレースで全日本大学駅伝予選会の1万メートルに向けて取り組んでいくため、ここでロードは区切りなのですが、箱根を見据えて出場しました」

 

――箱根が終わってからどのような練習をされましたか。

 「1月はテストもあってポイント練習では質の高い練習はできず、その中で距離を踏んでいました。2月になってしっかりジョグの質を求めつつ、2月末に大分で合宿をして今大会という流れで良い感じに上げてこれていました」

 

――収穫はありましたか。

 「15キロまでは1キロ3分前後のペースで走れたことと15キロ以降の公園内入ってからのアップダウンのきつさをこの時期に経験できたことは箱根予選を見据えた上で良い経験となりました」

 

――課題はありましたか。

 「ラスト5キロのアップダウンでペースを落としてしまったため、スタミナを付け直して、箱根予選では逆にペースを上げるような走りができればと思います」

 

――東京六大学対抗大会への意気込みをお願いします。

 「5000メートルのベストが14分台と主力とは言えないタイムのため、13分台に近づけるよう、そこを目標にしていきたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[菊地隼人、原田青空]