(207)日本学生ハーフマラソン選手権事後インタビュー①/山本佑樹駅伝監督、新谷紘ノ介

2023.03.14

 長距離部門にとって箱根駅伝(以下、箱根)後初の公式戦となった本大会。明大からは18人が出走し、それぞれが自身の状態を確認した。今回はそんな選手たちのレース後のコメントをお届けする。

 

第1回は山本佑樹駅伝監督と新谷紘ノ介(政経2=世羅)です。

 

山本駅伝監督

――今日のレースを振り返っていかがでしたか。

 「どちらかというとBチームというか、底上げをしたい選手たちの出走だったので、その中で上位3~4名くらいはまあまあだったかなと。もちろんもう少しいってほしかった選手もたくさんいたので課題の方が多いと思いますが、ここでハーフマラソンを1本走ったことは大きなプラスになると思います」

 

――大分での合宿はいかがでしたか。

 「本当にいい環境でやらせていただきました。明大と大分県が提携を結んでやっているということなので大学側のバックアップもありましたし、練習も素晴らしい競技場とロードもアップダウンのあるいいコースで練習できたのでそこは良かったと思います」

 

――今回好走した4人の選手についてはいかがですか。

 「やはり新谷がきちっとハーフマラソンをまとめて走ったというのはよく頑張ったなと思います」

 

――来年度以降のチームの方針についてはいかがですか。

 「チームの方針というのは毎年変わらずコツコツやっていくことです。やはり今年度は全日本大学駅伝関東地区予選会(以下、全日本予選)もあるということで、春先からしっかりやらないと厳しいかなと思います」

 

――来年度以降入学する新入生についてはいかがですか。

 「力のある選手がスカウトできたと思います。やはり明大に入りたいという気持ちがある選手なので、明大を背負って頑張るというような意識を身に付けて早めに頑張ってほしいなと思います」

 

――来年度への意気込みをお願いします。

 「全日本予選と箱根駅伝予選会(以下、箱根予選)の二つがあるのでまずはそこをしっかり通過し、やはり悲願の箱根シード権獲得というところが一番の目標になると思います」

 

――ありがとうございました。

新谷紘ノ介(政経2=世羅)

 

新谷

45位 1時間3分58秒

――レース振り返っていかがですか。

 「一応記録としては自己ベストだったのですが、準備の段階ではうまくいかなくて、ちょっとまとめる走りに徹しようと思っていたので、今日の走りは及第点かなという感じです」

 

――あまり調子が良くなかったという感じですか。

 「そうですね、自分の状態もあまり良くなくて、そこまで自信を持って今日のレースに臨めたかと言われればそうではなかったです。ですがそういう状態だったからこそ、そこまで自分への過度な期待やプレッシャーなどはなかったので、逆に良かったのかなとは思います」

 

――レース展開はどのような感じでしたか。

 「1個上の細迫選手(法大)がスタート前からずっとコミュニケーションを取ってくれていました。途中できるだけ引っ張ってくれるということだったので、本当に最初から最後までずっと近くにいてくれました。途中離されたりはしたんですけど、ずっと自分の見える範囲にいたので、そこを目指して走ってまずまずの結果が出たので、細迫さんには本当に感謝しています」

 

――チームトップでしたが、その点に関してはいかがですか。

 「それはあまり意識していなかったです。しかしチームトップではあったものの、全体を通してみるとあまり結果も良くないですし、部内1位だからといって全く満足できる結果ではないので、もっともっといい結果やタイムを求めて練習を継続していかないといけないなと思いました」

 

――今年度の目標を教えてほしいです。

 「今年度は全日本予選も夏前にありますし、箱根予選もあるということで、まずはその予選を通過したいです。また、大学1、2年生とうまくいっていない春先のトラックシーズンでしっかりと結果を残して、夏合宿や駅伝シーズンをしっかり走り込めるように、まずはトラックにフォーカスして頑張っていきたいと思っています」

 

――ありがとうございました。

 

[菊地隼人、萩原彩水]