
(200)箱根駅伝事後インタビュー⑪/児玉真輝、鈴木祐太
〝返り咲け明治〟。復活を誓うスローガンを胸に挑んだ箱根路。10区間中2区間で区間賞を獲得するなど紫紺の戦士たちが躍動するも、結果は総合12位。3度目の正直とはならなかった。今回はレース後の選手たちの声をお届けする。
補欠の児玉真輝(文3=鎌倉学園)、鈴木祐太(文2=鎌倉学園)のインタビューです。
児玉
――今回は出走することができませんでした。
「12月4日に少し肺の方に痛みを感じました。肺に穴は空いていませんでしたが、状態は良くありませんでした。そこで休んだのですが、休んだ時点で基本的に復路の、主に8区になりました。そこから12月24日にアキレス腱に痛みが出たので、今回は大事をとって出ませんでした」
――今回の箱根の結果を受けて、どう感じましたか。
「もともと自分が、本当に大元だと2区を走る予定でした。やはり2区で1時間7分を切るために1年間やってきたので、悔しいです。そこで流れをつくりたかったので、そこで流れをつくれなかったのは悔しかったです。あとは肺に違和感が出た後は8区を走る予定でした。僕は8区でも本気で前と2分詰めるつもりでいたので、今日走れていたらまた違った結果になったのかなとは思います。僕と櫛田さん(佳希・政経4=学校法人石川)なしでシード権を取れる実力がなかったということなので、悔しいですがそれを受け止めて来年度につなげなければ駄目かなと思います」
――同期の杉選手(彩文海・文3=鳥栖工)が区間賞を取りました。同期の活躍を受けてどう感じましたか。
「杉はなかなか箱根駅伝(以下、箱根)の出走のチャンスは得られなくて、本当に昨年度、一昨年度と悔しい思いをしていたと思うのですが、ここでデビューをして、しかも一気に区間賞ということで、うれしかったです。あとは斎藤拓海(政経3=市立船橋)もかなり(出走まで)惜しい位置までいったので、僕はそれも本当にうれしくて。拓海は本当に真面目なやつで、練習もしっかりやっていて、本当にこつこつできるやつなので、それが一つきっかけとして報われたというのはうれしいです」
――今後エースとして引っ張っていく存在だと思います。来年度に向けて一言お願いします。
「箱根の2区で区間賞を取るというのが大学4年間の目標としてもともとあるので、厳しい目標ではあるのですが、それを達成できるように頑張ります」
――ありがとうございました。
鈴木祐太(文2=鎌倉学園)
鈴木祐
――この大会を振り返っていかがでしたか。
「正直なところを言うと自分自身がメンバーやエントリーから外れてしまったことに納得してしまっていました。その理由がこれまでの大会の結果とか自分の状態を見て、箱根を走れる状態ではないと自分で感じていたからです。走れなかった悔しさより、こういうふうな状態で納得してしまった1年間の取り組みを悔しく感じます」
――来年度にはこの悔しさをどうつなげていきますか。
「まだ2年生で、チームの力になるとかチームの主力として走る意識が持てていなかったと感じます。そこの意識は改めて、来年度からは頑張ろうと思います」
――今大会では鈴木選手はどのような役割でしたか。
「往路は5区の付き添いで復路は走路での情報伝達係をやりました」
――5区の付き添いの時に感じたことはありますか。
「間近で箱根を走る選手の動きや雰囲気を初めて見られたので、やはり他の大会とは一段と雰囲気やレベルが違うと感じました」
――明大の結果についてはいかがですか。
「明治より上の大学を見たときに、区間賞を取っていなくてみんな7、8、9位ぐらいの区間順位で走り切って10位以内に入っているところの方が多かったです。状態の良い人や調子を10人合わせて走るのが改めて大事だと感じました。そこは自分も波がある方なので改善していきたいと感じました」
――今後に向けての意気込みをお願いします。
「今年度はハーフマラソンをいいタイムで走れなかったのが、今回駅伝に出走できなかったことにつながっていると思います。昨年度通して意識してきたことでもあったのですが、長い距離を走ることを改めて来年度から頑張っていこうと思います」
――ありがとうございました。
[飯塚今日平、桑原涼也]
関連記事
RELATED ENTRIES