
(192)箱根駅伝事後インタビュー③/森下翔太
〝返り咲け明治〟。復活を誓うスローガンを胸に挑んだ箱根路。10区間中2区間で区間賞を獲得するなど紫紺の戦士たちが躍動するも、結果は総合12位。3度目の正直とはならなかった。
今回はレース後の選手たちの声をお届けする。
3区を走った森下翔太(政経1=世羅)のインタビューです。
3区 森下翔太 区間順位4位 1時間2分05秒
――前日はどのように過ごされましたか。
「前日は少し緊張していましたが、普段の生活に支障が出るほどではありませんでした。前日練習でもどのくらいの刺激が必要かをしっかりと把握した上で行ったので、いい感じに調整できたと思います」
――当日のコンディションはいかがでしたか。
「体は軽く動きも良くてどこも悪いところないと感じました。今までどこか痛かったり良くないところがあったりしたのですが、今回はどこも異常がなくてコンディションはかなり良かったと思います」
――富田峻平選手(営4=八千代松陰)が区間賞を取った時はどのように感じましたか。
「富田さんが区間賞を取ったときはいけるぞと思ってとてもモチベーションになりました」
――レース直前の心境を教えてください。
「直前は緊張などはなかったです。練習もしっかりとこなせていて自信があったので、やってやるぞという気持ちだけでした」
――どのようなレースプランでしたか。
「目標のタイムとかは特に決めてなかったです。シード圏外で襷を受け取ったので常に前を追うことだけを意識して走りました」
――レース中の心境を教えてください。
「沿道からの声援がすごくて、とても力が湧いてきて応援のおかげで最後まで力を出し切ることができました」
――自分の走りを振り返ってください。
「終盤で2人抜いたのですが、抜き返されてしまいました。自分の中で出し切った上で抜かされてしまったので完璧な力の差を感じました。このような場面で負けていたらこの先勝負できないので、そこはこれからの課題にしていこうと思います」
――区間4位という結果についていかがですか。
「目標は区間3位以内でした。目標を達成できてないのであまりうれしくはないです」
――自分の走りに点数をつけるなら何点ですか。
「80点くらいです」
――チームが往路をシード圏外で終えたことについてどのように感じましたか。
「5区の吉川(響・文1=世羅)は粘り強いのでいってくれるかなと思いましたが、あまりいい走りができていませんでした。ですが、吉川響は吉川響なりに頑張ってくれていたのでそこについて責める気持ちはなくてしょうがないと思います」
――6区に出走した堀颯介(商1=仙台育英)の走りはどのように感じましたか。
「堀颯はシード権までかなり縮めてくれて僕から見たら結構いい走りができていて、チームにとても貢献しているなと感じました」
――明大の良かった点はどのようなところですか。
「駅伝は流れが大事なので1区の富田さんが区間賞の走りをしてくれたことが良かったと思います。また、堀颯や杉さん(彩文海・文3=鳥栖工)がシード権まで押し上げてくれたのでそこも良かったかなと思います」
――明大の改善点はどのようなところですか。
「練習面では余裕を持って練習することも良いのですが、たまにはきつい練習をしなければいけません。なのでそこで率先して引っ張って周りの力を付けるのを手伝ってあげるくらい強くなって、チームの底上げに貢献したいと思います」
――来年度に向けて取り組むことはありますか。
「まだ具体的な取り組みは見つかっていません。しかし、調子の上げ方や練習の仕方が分かってきたので、その感覚を少しずつ研ぎ澄まして力を付けたいです」
――来年度の箱根の目標を教えてください。
「来年度は任された区間では区間賞を取ってチームではシード権を取ります」
――ありがとうございました。
[島田五貴]
関連記事
RELATED ENTRIES