
(183)箱根駅伝事前インタビュー⑬/漆畑瑠人
2年連続で箱根駅伝(以下、箱根)のシード権を逃している明大。それ故、古豪と評されることの多いチームだがその実力は申し分ない。箱根駅伝予選会(以下、予選会)では安定した走りで2位通過、全日本大学駅伝(以下、全日本)では新戦力が好走を見せるなど着実に手応えをつかんだ。今大会こそ伝統ある紫紺の襷をシード権と共にゴールへ届ける。揺るぎない決意を胸に、チーム一丸となって箱根を戦う覚悟は十分だ。
第13回は漆畑瑠人(文4=鹿児島城西)のインタビューです。(この取材は12月10日に電話で行われたものです)
――現在のコンディションはいかがですか。
「富津の合宿もケガなく順調にこなせたので調子は良いです」
――個人の目標は何でしょうか。
「4年生として区間5番以内は必須で走りたいと思いますし、次の走者に1秒でも詰める走りをしたいと思います」
――箱根で希望区間はありますか。
「山下りの6区と7区を走りたいと思います。自分の得意なコースでもありますし、区間上位で行ける自信があるので6区を走りたいと思います。7区も最初から攻める走りに自信があります」
――合宿では主にどのようなことに取り組まれましたか。
「合宿は土台作りで距離を踏むという位置付けでした。駅伝を想定して、単独走という大事な練習があったのですが、チームの上位で走ることができましたし、自信につながりました」
――全日本では森下選手(翔太・政経1=世羅)のサポートをされていましたが、その心境はいかがでしたか。
「彼は全国高校駅伝の優勝メンバーでもありますし、試合の前の準備、心構え、行動を見て自分自身先輩ですが、学ぶことは大いにありました。それを生かして少しでも実践していきたいと思います」
――悔しさはありましたか。
「1年生が走って4年生が走れないことは正直悔しいのですが、選ばれたメンバーなのでそこは強さを認めて当日はサポートに徹しました」
――全日本でのチームの結果を振り返ってみていかがですか。
「9位という結果でシード圏内の8位と終わってみれば差も開いていましたし、正直自分が走っていたらという気持ちはありました。今度こそ箱根で4年生の走りを見せ、結果を残したいと思います」
――同期への思いをお願いします。
「4年間共に同じ場所で同じ競技をして過ごしてきました。つらい練習や合宿も行ってきた仲 間なので、シード権を獲得して笑って卒業したいという気持ちは大きいです」
――昨年度の箱根を観戦されていかがでしたか。
「同期が多く出場していたので走れなかったのはつらかったのですが、その悔しさがあったからこそ今があると思っています」
――箱根への意気込みをお願いします。
「4年生で最後の箱根となるので悔いは残さないように全力で出し切った走りをし、チームのシード権獲得という目標を達成していきたいです」
――ありがとうございました。
[原田青空]
第99回箱根駅伝まであと4日。
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