(174)箱根駅伝事前インタビュー⑥/森下翔太

2022.12.25

 2年連続で箱根駅伝(以下、箱根)のシード権を逃している明大。それ故、古豪と評されることの多いチームだがその実力は申し分ない。箱根駅伝予選会では安定した走りで2位通過、全日本大学駅伝(以下、全日本)では新戦力が好走を見せるなど着実に手応えをつかんだ。今大会こそ伝統ある紫紺の襷をシード権と共にゴールへ届ける。揺るぎない決意を胸に、チーム一丸となって箱根を戦う覚悟は十分だ。

 

  第6回は森下翔太(政経1=世羅)のインタビューです。(この取材は12月11日に電話で行われたものです)

 

――現在のコンディションはいかがですか。

 「全日本の時も調子が良かったのですが、最近はそれよりもさらに調子がいいです。動きにキレが出せたらもう少し良くなると思います」

 

――全日本が終わって心境の変化はありましたか。

 「全日本で自分がある程度納得する走りができたことで自信になりました」

 

――全日本が終わってからどのようなことに取り組みましたか。

 「全日本が終わってからは練習に補強を取り入れました。結果として上半身が安定して、体のバランスがいい状態で走ることができ、走り方が良くなりました」

 

――初めての箱根に対して率直な思いを聞かせてください。

 「箱根だから特別というのはないです。強い人がたくさん出るので強い人と勝負できることが楽しみです」

 

――エントリー発表直後はどのような心境でしたか。

 「うれしい気持ちはそんなになくて頑張ろうと思いました」

 

――森下選手にとって箱根はどのような位置付けですか。

 「将来的に長い距離で勝負していきたいので、他の駅伝と比べて距離が長い箱根は自分をアピールする場所だと思います」

 

――チームの目標を教えてください。

 「シード権を絶対に取ることです」

 

――個人の目標はありますか。

 「できれば区間賞を取りたいです。しかし現実的に見たら少し厳しい部分があるので、区間3~5番以内で走りたいです」

 

――希望区間を教えてください。

 「4区です。区間記録を持っている吉田祐也さん(GMOインターネットグループ)がマラソンで活躍しているので、その区間記録を更新するような走りができればマラソンでも活躍できるかなと思います」

 

――高校時代や全日本でも1区に出走しましたが、1区に対するこだわりはありますか。

 「あまりないですね。高校の時はエース区間が1区だったから1区を走っただけです。箱根であれば2区がエース区間なので一番走りたいのは2区ですが、周りの状況を見たら4区かなという感じです」

 

――調子のいい選手はいますか。

 「キャプテンの小澤さん(大輝主将・政経4=韮山)は練習でも引っ張っていて、調子いいのかなと思いますね。でも、一番調子いいのは僕ですね(笑)」

 

――最後に意気込みをお願いします

 「チームではシード権を絶対に取って、個人では最低でも区間5番以内で走りたいです」

 

――ありがとうございました。

 

[島田五貴]

 

箱根駅伝まであと8日。