
(100)全国大学選手権・早大戦 試合後コメント②
全国大学選手権(以下、選手権)初戦の相手は宿敵・早大。相手の堅いディフェンスと突破力のあるアタックに苦しみ、悔しい敗北を喫した。今回は早大戦後のインタビューをお送りします。
スタンドオフ池戸将太郎(政経3=東海大相模)
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「入りから早大にスペースを持っていかれて、ブレークダウンのところだったりペナルティーの部分だったりの最初の入りが取れなかったので、流れをつかみ切れなかった試合だったと思います」
――ゲームメーク面で意識していたことはありますか。
「前半は特にゲームを作ることを意識していて、僕が何か仕掛けるのではなく仲間にボールを預けて1対1の局面を作るようにしていたのですが、前半は自分たちがボールを持つ時間が短くて常に自陣でプレーをしていたので、前半からゲームを作るという部分では後手に回ってしまったと思います」
――今試合で4年生は最後の試合となってしまいましたが、何か4年生と話したことはありますか。
「まだ終わってから特には話していないのですが、話すというよりかは申し訳ないという気持ちが強いです。年を越させてあげられなかったですし優勝もさせてあげられなかったので、何か話すというよりも本当に申し訳ない気持ちです。しっかりと切り替えて来年度は優勝できるように頑張っていきたいと思います」
――来年度に向けての意気込みをお願いします。
「3年生は試合に出ているメンバーが多く経験もあると思うので、優勝を目指してもう一度明大の強さを示すことができるように頑張りたいと思います」
左センター廣瀬雄也(商3=東福岡)
――前回の明早戦と違いがありましたか。
「早大の方が勢いがあって、明大はうまくラグビーをやろうとしすぎたと思います。そういうメンタリティーの部分で、早大の方が試合中の流れも含めて勝っていたと思います」
――後半、どの時点から早大ペースに飲まれていると感じましたか。
「最初明大のペースで攻めていて、ゴール前でペナルティーを取られた場面まではそんな簡単に取られるわけないと思っていたのですが、そこから2つぐらいペナルティーを取られてスクラムも早大が取って、そのあたりから一気に早大に持っていかれたと感じました」
――最後の残り10分が山場だったと思いますが、どんなことを考えながらプレーをしていましたか。
「正直攻め手がなくなった瞬間に早大のペースだと思っていて、そこをどう崩してどうトライまで持っていくかというのが明大の中では定まっていなくて、そこは少しやりながら感じていました。だからと言って取れないということではなくて、どこかではペナルティーを誘ってトライを取れると思っていたのですが、うまく取り切ることができなかったので修正しなくてはならないと思いました」
――試合が終わった瞬間は何を思いましたか。
「勝てる自信はあったので、取られて出された瞬間は正直多くのいいプレイヤーがそろっていて年を越せないというのは逆に新鮮というか、信じられないという感じでした。少し状況が理解できなかったです」
山村和也(商1=報徳学園)
――後半の途中からどのようなことを意識して試合に入りましたか。
「自分が入った時は6点差だったので、僕がトライをして逆転のチャンスを作りたいということを考えて試合に入りました」
――今試合の早大の印象を教えてください。
「やってくることは関東大学対抗戦の時と変わらなかったのですが、1つのミスであったりチャンスへの持っていき方だったり、相手のディフェンスが堅くてこちらがやりたいことができない状態が続いてしまっていたので、ディフェンスの部分で対抗戦の時とは違い負けてしまっていた部分があったと思います」
――4年生への思いは何かありますか。
「僕としては部屋長の吉平さん(石田・文4=常翔学園)が引退してしまうのはすごく寂しいですし、泣いている姿を見て改めて優勝したいと強く思ったので、また1年間強くなって戻ってきたいと思います」
――来シーズンに向けての意気込みをお願いします。
「今年度ずっとリザーブで出ていたのですが、来年度はレギュラーとしてグラウンドに立ってしっかりと80分戦える力をつけ、早大にリベンジできるように、そして優勝できるように頑張っていきたいと思います」
――ありがとうございました。
[ラグビー担当一同]
関連記事
RELATED ENTRIES