
(172)箱根駅伝事前インタビュー④/堀颯介
2年連続で箱根駅伝(以下、箱根)のシード権を逃している明大。それ故、古豪と評されることの多いチームだがその実力は申し分ない。箱根駅伝予選会(以下、予選会)では安定した走りで2位通過、全日本大学駅伝(以下、全日本)では新戦力が好走を見せるなど着実に手応えをつかんだ。今大会こそ伝統ある紫紺の襷をシード権と共にゴールへ届ける。揺るぎない決意を胸に、チーム一丸となって箱根を戦う覚悟は十分だ。
第4回は堀颯介(商1=仙台育英)のインタビューです。(この取材は12月12日に電話で行われたものです)
――今の心境はいかがですか。
「ずっと目指していた大会のエントリーメンバーに選ばれたのでここから勝ち抜いて10人に選ばれたいと思っています」
――個人の目標をお願い致します。
「シード権獲得に貢献することと区間5位以内で走ることです」
――1年間を振り返って一番印象に残ったレースはありますか。
「初めてハーフマラソンを走った世田谷246ハーフマラソンが印象に残っています。しっかり練習の成果を出せたことがエントリーメンバーに選ばれたことにつながりました。このレースで得た自信をもって箱根に挑んでいきたいです」
――4年生への思いを教えてください。
「合宿の部屋では小澤さん(大輝・政経4=韮山)と大誠さん(加藤・営4=鹿児島実)に精神面だけでなく私生活であったり、競技に対する意識を学びました。今回の箱根でシード権を獲得して、恩返ししたいです」
――一番調子が良いと思う選手はいらっしゃいますか。
「森下(翔太・政経1=世羅)は一番調子いいかなと思います。練習で4年生に勝つこともありますし、最近では先頭で引っ張っている姿もよく見ます」
――希望区間はありますか。
「6区は下りが得意なので、自分の力を一番発揮できるかなと思います。7区は準エース区間で他大学の1年生も多く走るのですが、つなぎの区間として重要な区間となるので自分の力を試したいと思い選びました」
――全日本の結果はどう見られましたか。
「正直シード権を取れると思っていたので、取れなかったことに驚きました。しかし、これが明治の現状なのかなとチームが理解できたと思います。この経験があったからこそ、今意識高く全員練習を行えていると思うので引きずることなく箱根に向け、頑張っていきたいと思います」
――残りの期間どのように過ごされますか。
「特別なことをするのではなく当たり前のことを少しずつ行っていかないと結果に結び付いてこないと思います。佑樹さん(山本駅伝監督)が出した練習や課題を一つずつクリアしていきたいです」
――箱根とはどのような大会ですか。
「小さい頃から見ていた夢の舞台ですし、自分を今まで支えてくれた方に対する感謝、恩返しの場でもあると思うのでそのような気持ちを持って走りたいと思います」
――箱根への意気込みをお願い致します。
「初めての箱根ですが、このチームが好きですし、このチームで走る箱根は最後になるので自分ができることを精一杯行っていきたいと思います」
――ありがとうございました。
[原田青空]
第99回箱根駅伝まであと9日。
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