(72)全日本大学選手権 対仙台大戦 試合後監督コメント

2022.12.12

栗田大輔監督

――前半は点が取れるシーンがなかったですが攻撃の面ではいかがですか。

 「立ち上がりは悪くなかったですし、基本的には押し込む展開が多かったですが、最後のフィニッシュの部分までのチャンスが少なかった印象でした」

 

――仙台大は前後半で戦い方を変えてきましたがやりづらさはありましたか。

 「やりづらさはなかったです。3バックを想定した練習をしていたので、後半は戦いやすくなりました。ラスト15分ぐらいは相手ペースに持っていかれたので、もう1回延長で盛り返してきて、相手は足に疲労がきていてあとは仕留めるだけでしたが、相手の粘り強く勝ちたい気持ちが強かったと思います」

 

――ハーフタイムではどのような言葉を選手に掛けましたか。

 「相手に合わせているところがあったので、もう一度テンポを出したりサイドからクロスを上げようと入ってくるなど、バイタルエリアのところでミドルシュートを打つかエネルギーでパワーをかけろという話をしていました」

 

――今年度はトーナメント戦がうまくいってない印象だと思いますがいかがでしょうか。

 「僕は何年も監督をしているので、1回戦で負けるときもたくさんありますし、実力だと思います。それが今年度のチームの甘さで、仙台大がラストのワンプレーで点を取り、しかもセットプレーで2点を取られているので、そこの集中力は仙台大の方が上回ったと思います。最後のプレーでコーナーキックではなく、はっきりしたプレーができればと思いました。少しのところに勝負の分かれ目がやってくるので、あの時間帯にコーナーキックを与えた時点であのシチュエーションが生まれたと思います」

 

――今年度1年間を振り返っていかがですか

 「4年生を中心によく頑張って関東大学1部リーグ戦(以下、リーグ戦)を取りましたから、1年間を通じてリーグ戦を取ることを最大の目標にやっていたので、最後の全日本大学選手権(以下、インカレ)は選手が思い切ってやってくれればと思って、とにかく先を見ないで一戦一戦というテーマでやっていましたけれども、今年度は1月1日が決勝であることに持っていかれるのではなくて、もう初戦がもう山だと思ったので、仙台大学は非常に強いし、東北リーグでも負けてないチームだから、苦しいゲームになると思っていましたので、そこはもう誰一人手を抜くというか、スキを作って入った人はいないと思いますが今回は仙台大の方が強かったのだと思います」

 

――太田龍之介選手(政経3=ファジアーノ岡山U―18)の得点はいかがですか。

 「彼はFWで点取ることが仕事なので、しっかりと得点を決めていますが、その後FKを外している中で、相手は1本で点を決めているので、太田はよくやってくれましたが、もっと決められるシーンがあったと思います」