
(番外)櫻井がJ2・ツエーゲン金沢へ来季加入内定!/選手コメント
11月29日に櫻井風我(情コミ4=日大藤沢)のツエーゲン金沢への来季加入内定が発表をされた。明大からはこれで今年度のプロ内定者は5人目となる。インタビューを通じて紫紺の戦士は新天地での飛躍を誓った。
――プロ内定が決まった感想を教えてください。
「小さい頃からそれを目標に頑張ってきたので素直にうれしかったです」
――家族はどのような反応をしていましたか。
「自分以上に喜んでいたのが印象的でした」
――監督はどのような反応をしていましたか。
「『本当によかったな。ここからがスタートだから頑張れよ』という感じでした」
――ツエーゲン金沢を選んだ理由を教えてください。
「自分とチームのサッカーがマッチしていて自分の良さを一番出すことができる環境にあると思ったからです」
――どのような部分が評価されたと自分で考えていますか。
「明治のSB像と、金沢のSB像が似ている部分がある中で明治で突き詰めている運動量と何度もオーバーラップする姿勢を見て、獲ってくれたと思います」
――サポーターに見てほしいところはどこですか。
「試合になったら誰よりも走るので、そこを見てほしいです」
――今後はどういう選手になっていきたいですか。
「サッカーが仕事になるので結果を出せる選手になっていきたいです」
――Jリーグで対戦したいをしてみたい選手はいますか。
「同期とは試合をしたいです。例えば林(幸多郎・法4=サガン鳥栖U―18、横浜FC内定)はJ1に上がりますが、試合になればマッチアップをしますし、同期と試合をしたいです」
――中学、高校、大学と一緒である中村帆高(令2法卒=FC東京)への意識はありましたか。
「帆高さんがプロになったからというよりは、率直に自分がプロになりたい気持ちがありました。ただ、帆高さんをずっとお手本のようにしていたのでプロ入りを決めて、プロで活躍している姿を見ることはやはり刺激を受けます」
――同期はSBが多かったですが、チーム内のポジション争いはいかがでしたか。
「入学が決まって同期について調べていたときに、13人推薦がいた中の5人がSBで、さらに出身校を調べていたら北海道コンサドーレ札幌U―18のキャプテン、サガン鳥栖U―18のキャプテン、浦和レッズユースのキャプテン、Jリーグクラブユース選手権で優勝した横浜F・マリノスユースの背番号2番、日大藤沢の自分でした。はじめは驚いたのですが頑張るしかないので競争をすることを決意しました。逆にSBが多いことを楽しんで、ポジション争いをしていこうと思い今まで走っていきました」
――同期のプロ内定は刺激になりましたか。
「(刺激を)受けないと言えば、嘘になりますがそんなに自分は気にしていなかったです」
――ツエーゲン金沢での練習参加では、どのような感触を得ましたか。
「練習参加をした時に、通用する部分があったと思っていて、練習強度は明治の方が高いので、あとは自分がこのチームに加入できたらやりやすいだろうという感触でした」
――練習参加で驚いた選手はいましたか。
「豊田陽平選手は同じ人間なのかと思うくらい体が分厚くて驚きました。見た目のごつさが異常でびっくりしました。クロスをあげれば、決めてくれるだろうなと感じました」
――ツエーゲン金沢では何を目標に活動していきたいですか。
「来年はプレーオフ昇格を目指すと監督が言っているので自分もそこを目指して徹底的にプレーをしていきます」
――同じくプロ内定者で同じポジションでもある林幸や福田心之助(文4=北海道コンサドーレ札幌U―18)との違いはどこにあると思いますか。
「林は超頭脳派というか、頭を使って見方を動かしてかつ運動量もあります。頭脳を使って周りを動かして、周りと連携をして守備をして攻撃をするタイプです。福田は身体能力が高く、守備範囲が広くて、かつ運動量が多いです。自分もどちらかというと福田と同じようなタイプで身体能力と個の能力を売りにしているタイプです」
――練習参加で感じたプロと大学の環境の差は何ですか。
「やはり大学では練習で、強度を高くやっていって自分のレベルアップといった感じが多いのです。プロは仕事としての意識が高く体を動かしすぎることでケガをするのはダメなので、チーム全体としては少し練習するくらいで残りは自分次第のシビアな印象です」
――お金をもらうプロサッカー選手としての意識はありますか。
「今と一番変わることは、お金をもらってサッカーをするということなので、お金をもらうからには全力でチームのためにプレーをすることと、なおかつお金を払って見に来てくれる人がいるのでその人たちにも見に来て良かったと思えるようなプレーをしていかなければならないと思っています」
――入団後に待ち受けるポジション争いにはどのような覚悟を持っていますか。
「ほとんどの試合に出ていた同じポジションの選手が完全移籍になってから、まだ新しい人がいないので分からない状態なのです。誰が来てもずっと試合に出続けられるように頑張っていきたいと思います」
――丹羽詩温(平29文卒=ツエーゲン金沢)選手との交流はありますか。
「金沢に行った時に、食事に連れて行ってもらいました。自分は就職活動も真剣に取り組んでいて内定をいただいていて、そこと迷っていたときに相談に乗っていただきました。丹羽さんも就職活動していたので話を分かってくれました。『結局プロサッカー選手はいいものだよ』という話を聞いて、それが決め手になったわけではないですが、そういう話も聞いた上でプロの世界に行くことにしました」
――他にプロ入りを決めた要因はございますか。
「いろいろな人に話を聞いたり、家族の気持ちとかを聞いたり、元プロだった方に話を聞いたり、先輩方に話を聞いたりとしてきたのですが結局は自分がやりたいことは何だろうと考えたときに、サッカーでチャレンジをしたいと考えたので決断をしました」
――大卒からプロ入りすることに関してどのように考えていますか。
「高卒と違い、大卒プロは即戦力になっていかないといけないと思うのでまずは、ツエーゲン金沢で即戦力になってもっとチームとしても、個人としてもステップアップできるように頑張っていきます」
――最後にプロサッカー選手に向けての、意気込みをお願いします。
「今季明治からプロが5人決まっていて、他の4人はJ1のチームに行くのでまずは1年目からどんどん試合に出場して2年目からJ1でプレーできるようにすることを目指したいです」
――ありがとうございました。
[石田聖]
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