(91)関東大学対抗戦・早大戦 試合前日コメント①
帝京大戦に悔しい敗戦を喫し、関東大学対抗戦(以下、対抗戦)2位を狙う明大。明日に控える伝統の一戦・早大戦に向けて選手たちにインタビューを行った。
神鳥裕之監督(平9営卒)
――チームの仕上がりはいかがですか。
「ケガ人も戻ってきて、現状でいえばいいメンバーだと思います。(ケガ人は)大賀(宗志・営4=報徳学園)です。今年副将としてグラウンド上では全然仕事をできていないので、ようやく戻ってこれたので本人も期するものがあると思うので期待しています。積極的に自分たちの流れをさらに加速させる意味でゲームタイムをつくりたいと思いますが、明治がスクラムで劣勢になることは考えたくないですし、右プロップ為房(慶次朗・文3=常翔学園)もスクラムに自身のある選手なのでそん色ない力を持っているので、疲れてきた状態などでフレッシュな状態で入れられれば理想です」
――キーマンはどの選手ですか。
「早稲田でいえばフッカーの佐藤選手は存在感もありますし、去年までナンバーエイトだったのが信じられないくらいフロントローの選手になっているのでセットプレーでも対抗しますしキーマンになると思います。明治はFW8人です。明治のFWを早明戦で見せたいです。皆さんの期待する、僕たちが求めるFWのイメージは同じでしょうから明治のFWを体現してほしいです。今も昔もFWがしっかりボールを出せないとどんなにBKが良くても何もできないので、しっかりとしたボールを出せれば、今年の明治のBKは大学でナンバーワンだという自信もありますので、彼らにいかにいいボールを供給できるかだと思います」
左プロップ中村公星(情コミ4=国学院栃木)
――帝京大戦が終わってからのチームの雰囲気を教えてください。
「悔しさもありつつでしたが、明早戦に向けてチームで一から足りなかった部分を修正できたのでいい雰囲気だったと思います。スクラムの時に帝京大に合わせてしまって、明大が後手に回ってしまいました。なので、自分たちのセットアップで低くまとまることを意識しました」
――意気込みを教えてください。
「スクラム一つで流れが変わってくると思うので一本一本集中して取り組んでいきたいと思います。出られなかった選手の思いを背負って頑張りたいです。相手に一本も譲らない圧倒した戦いができればと思います」
フッカー松下潤一郎(法3=筑紫)
――テーマを教えてください。
「『コネクト』です。つながるっていう感じです」
――勝負のカギを教えてください。
「僕フッカーなので、セットプレーだと思います。帝京大戦ではスクラムでやられてしまったので、コーチや選手たちで話し合って低く組むことやもっとまとまって8人で組むことを意識してきました。ラインアウトは前回もそこまで悪くなかったので今まで通り自分たちのクオリティーを出せるようにやっていきたいです」
為房
――今日の練習を振り返ってみていかがですか。
「最初は良かったですけど、後半はミスが続いてトライを取り切れないところもありました。そこを明日の試合では出さずに、トライを取り切るところを意識したいです」
――ファンに向けてひとことお願いします。
「スクラム押しまくるので見といてください!」
左ロック山本嶺二郎(法3=京都成章)
――チームとして頑張ってきたところを教えてください。
「今週のテーマが『コネクト』というところで、やはり今までの集大成となってくる試合なので、出し切るところと選手権に向けていい形でつなげられるようにという意味で『コネクト』を大事にして勢いを落とさずに頑張ってきました」
――個人的にはどのようなところを頑張りたいですか。
「やはり自分の仕事であるラインアウト、セットプレーやグラウンドでのブレークダウンの精度が大切になるので、今週もその部分で激しいプレーを準備してきました」
右ロック武内慎(商4=石見智翠館)
ーー明日の勝負のカギを教えてください。
「どれだけ接点でプレッシャーをかけられるか、相手のBKにどれだけいいボールを回させないかというところだと思います。自分たちはどんどん勢いにのまれてしまうのでそこにどれだけプレッシャーがかけられるかですね。やっぱり慶應大学との試合の時も慶應大学はしっかりプレッシャーをかけ続けて、その時はやっぱりめちゃくちゃいい自分たちの流れをつくれていたのでそれを自分たちもどれだけできるかというところだと思います」
ーー帝京大よりも大きい点差で勝ちたいとおっしゃってましたがどうですか。
「あまり大きいことは言えないですけど、自分たちのできることを全部出せれば点差以上に収穫はあると思うので。点差っていうのが一番目に見える形かもしれないですけど、帝京大学と早稲田大学の試合よりもいい内容で、これが明治のクオリティーだということを示したいと思います」
左フランカー森山雄太(政経3=東福岡)
――明早戦に向け、明治のFWはどう戦っていきたいですか。
「早大はスクラムで勝負してくるので、もちろんセットプレーでスクラム、ラインアウトともに今まで通り全力を出していきたいと思います」
――初の明早戦はいかがですか。
「初めて出ます。気持ち的に燃えています(笑)」
右フランカー福田大晟(商2=中部大春日丘)
――国立競技場での試合は楽しみですか。
「人がいっぱい入ると思うので、しっかり出られることに感謝して、楽しみたいと思います」
――早大で警戒する選手はいますか。
「同じ代の佐藤健次は突破力があると思うので、そこは明大全員で抑えて、相手を勢いに乗せないように頑張りたいです」
ナンバーエイト木戸大士郎(文2=常翔学園)
――FW陣で調整したことはありますか。
「帝京大にスクラムで負けて、それから今週たくさんスクラムを組んできました。絶対に早大にはスクラムで負けるわけにはいかないので、重点的に練習してきました」
――個人的に意識していきたいプレーはありますか。
「僕自身体を張るプレーしかできないので、明日はチームのために全力で体を張っていきたいです」
大賀
――勝負のカギを教えてください。
「やはり気持ちです。技術よりも気持ちのところだと思うので、そこは圧倒したいなと思います」
――意気込みをお願いします。
「復帰戦なので、元気な姿を皆さんにまた見せたいと思います!」
亀井茜風(政経3=長崎北陽台)
――早大で意識している選手はどなたですか。
「高校時代副キャプテンをしていたので、キャプテンをしていた岡﨑颯馬です。食事も行くので意識はしています。ケガ明けの復帰したときにDMで『おめでとう』と言ってくれたりするので、よく連絡を取っています」
――試合前に選手たちに話しかけますか。
「無視されなければ話しかけたいです(笑)。この間のジュニアの時は、みんな話してくれたのでうれしかったです。緊張したらおしゃべりになるって言われて。自分がおしゃべりというか緊張しているだけですね(笑)」
――ありがとうございました。
[ラグビー担当一同]
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