(88) 第524号ラグビー明早戦特集号 特別インタビュー 石田主将について部屋っ子に聞いてみた!

2022.11.30

 石田吉平主将(文4=常翔学園)をより深く知るための本企画!!グラウンドでは存在力あるプレーでチームをけん引する主将ですが、普段暮らしを共にする部屋っこたちから見た石田選手とは。現在、石田選手と同部屋の為房慶次朗選手(文3=常翔学園)、木戸大士郎選手(文2=常翔学園)、山村和也選手(商1=報徳学園)にインタビューを行いました。(この取材は10月23日に行いました)

 

為房

――いつから石田選手をご存知ですか。

 「高校に入学してからですね」

 

――高校時代はどんな方でしたか。

 「高校時代はあまり話すことがなかったのですが、真面目というイメージでした。誰よりも早く一番に朝練に来ていて、朝練が始まる前から練習していました」

 

――現在の石田選手はいかがですか。

 「今もずっと練習しています。高校の時より(プレーをしている時に)声を出していて、吉平さんは結構口下手なので、プレーで引っ張ってくれます」

 

――意外な一面を教えてください。

 「真面目な感じがすると思うのですが、TikTok(ティックトック)を撮って踊ったりしています。(普段のプレー姿を見ていたら)分からないですよね(笑)。可愛いんですよ(笑)」

 

――部屋の雰囲気はいかがですか。

 「部屋は楽しいですよ。吉平さんも大士郎も和也も、みんな明るいですね。一緒に映画を見たり、たわいない会話が多いです」

 

――影響を受けていることはありますか。

 「ずっと筋トレをしていて、一日2、3回やっているので、自分も練習しないとあかんなと思って、一緒についていって筋トレをしています」

 

――練習中、試合中での石田選手はいかがですか。

 「試合の時は吉平さんがいたら安心しますね。絶対ゲインを切ってくれるので、ボールを持ったら安心して見られます」

 

――伝えたいことはありますか。

 「もう少しご飯に連れていってほしいです(笑)」

 

木戸

――いつから石田選手をご存知ですか。

 「中学2年生の時、高校全国大会(以下、花園)の時期に(常翔学園高で)とても強い1年生がいると聞いて、それが吉平さんで、その時から名前を知っていました」

 

――高校時代はどんな方でしたか。

 「高校1年生と高校3年生なので、ほんまに怖かったです(笑)。何かされたわけではないのですが、高校が上下関係厳しかったので、石田吉平という存在自体が怖かったです」

 

――現在の石田選手はいかがですか。

 「今はとても仲良くなったので怖くないです(笑)。大学に入ってから高校より上下関係が緩くなって、話すようになりました。今年部屋が一緒になってからよく喋るようになりましたね」

 

――意外な一面はありますか。

 「すごくストイックな人で無口な人なのかなと思っていたのですが、めっちゃおしゃべりです(笑)。部屋にいたらたくさん話します。いろんなドラマやホラー映画をよく見たりするので、その話をすることが多いです」

 

――プレーヤーとして尊敬しているところはどこですか。

 「プレーのすごさは知っていると思うのですが、努力量がすごいです。オフの日に5時半に起きてウエートをしていて、ほんまにやばいです。できるだけついていってやるようにしているのですが、きついですね(笑)」

 

――部屋のルールはありますか。

 「俺らの部屋は全然ルールとかなくて、すごく緩いです。たまにホラー映画を見るぐらいですね。夜に部屋を暗くして4人で見ています」

 

山村

――いつから石田選手をご存知ですか。

 「吉平さんが高校3生生の時ですね。僕が中学校3年生の時に、花園で見ていてすごいなと思いました」

 

――大学入学前の石田選手のイメージはいかがですか。

 「大学入学前は、僕も結構ステップを踏むタイプなので、どんなステップ踏んでいるのか興味があって、セブンズを見ていてすごいなと思っていました」

 

――実際目の前でそのステップを見ていかがでしたか。

 「実際もすごかったです。入学してからすぐに一回、1対1をやらせてもらえる機会があったのですが、1発目から真逆に抜かれて切れが違って、ほんまにすごいなと思いました」

 

――練習、試合での石田選手はいかがですか。

 「オーラが違って、人数が入っている会場だと(石田が)ボールを持つだけで沸くじゃないですか。そういうのを間近で見ていたらすごいなと思います。憧れる部分が多いです。(部員に対しては)すごく厳しいとかではなく、逆にとても優しくて、プレーで引っ張るタイプです。部員には優しいのですが自分には厳しくて、それを見てみんながついていっています」

 

――部屋での石田選手はどんな方ですか。

 「部屋でも面白くて優しくて、結構話し掛けてくれますし、いつもお世話になっています」

 

――最近あった面白いエピソードを教えてください。

 「映画をよく見るのですが、ほぼホラー映画を見ています。それ見てみんなびっくりしていますね(笑)。僕は結構余裕で見られるのですが、大士郎さんが怖がっています(笑)」

 

――石田選手に伝えたいことはありますか。

 「僕は1年しかかぶってないので、その中でいろんなことを教えてほしいです。ラグビーのことも、それ以外の考えているところも教わって、自分のラグビー人生につなげたいなと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[安室帆海]

 

◆為房 慶次朗(ためふさ・けいじろう)文3、常翔学園高、180センチ・106キロ

 今年度から紫紺スタメンの座を勝ち取り活躍する右プロップ。鍛え抜かれたフィジカルで〝重戦車〟の要を担う。愛犬の名前は「ぶちゃ」と「クマ」。好きなスイーツはモンブラン。

 

◆木戸 大士郎(きど・たいしろう)文2、常翔学園高、185センチ・97キロ

 1年次から紫紺メンバーに定着し、安定したプレーでチームを支える仕事人。今年はナンバーエイトとして活躍。好きなスイーツはクッキー。甘いものが大好きでチョコレートケーキもチーズケーキも好きとのこと。

 

山村 和也(やまむら・かずや)商1、報徳学園高、182センチ・80キロ

 入学直後に開催された東日本大学セブンズ大会で紫紺入りを果たす。切れのあるステップと勢いのあるタックルが持ち味の右センターで、春のチーム内新人王にも選ばれた注目ルーキー。好きなスイーツはタルト。