
(151)MARCH対抗戦事後インタビュー②/三上晋弥、橋本基紀、馬場勇一郎
寒空の中行われたMARCH対抗戦。今年度は57年ぶりに5校そろって箱根駅伝(以下、箱根)に出場するため、非常に注目度の高い大会となった。明大からは11人が出場し6人が自己ベストを更新した。今回はレース後の選手の声をお届けする。
第2回は三上晋弥(理工4=立命館)、橋本基紀(商3=専大松戸)、馬場勇一郎(政経3=中京大中京)のインタビューです。
三上
3組14着 29分35秒38
――レースの振り返りをお願いします。
「序盤に集団から離れてしまったことは悔やまれますし、自己ベストまであと2秒だったので削り出したかったという悔しい気持ちが大きいです」
――今大会はどのような位置付けでしたか。
「今年度自分はトラックでもロードでも良い記録が出せなかったので、今大会でしっかりタイムを出して箱根のメンバーに絡んでいくという位置付けで考えていました」
――収穫は何かありましたか。
「早々にきつくて離れてしまったのですが、後ろからいかずに集団についていって粘れたことが収穫だったと思います」
――課題は何かありましたか。
「もう少し先頭集団についていけたのではないかとレース後に思ったので、そこは課題だと思います」
――箱根に向けての1カ月で意識していきたいことはありますか。
「箱根に向けての合宿に選ばれるかどうか、今回の結果で決まります。選ばれたら4年生の走りをして、後輩に背中を見せる意識をしたいです。選ばれなかったとしても寮に残って、箱根に選ばれず悔しい思いをする後輩たちを鼓舞しながら練習を行っていきたいと思います」
――ありがとうございました。
橋本基紀(商3=専大松戸)
橋本
3組11着 29分34秒70(自己新)
――レースを振り返っていかがでしたか。
「序盤は攻めることができたのですが、中盤に1人になった際に思った以上にペースが落ちてしまったことが良くなかったです。それでも自己ベストを出せたことは良かったと思います」
――自己ベストを出しましたが、記録には満足していますか。
「1万メートルの記録はあまり持っていなかったので、最低限自己ベストは出さないといけないと思って走りました。やはりもう少しタイムを狙いたかったという気持ちがあります」
――同じ3年生の杉彩文海選手(文3=鳥栖工)も4組目の3着でゴールしました。
「注目されている児玉だけではなく、杉や一緒に走った城戸(洸輝・情コミ3=宮崎日大)などのメンバーと切磋琢磨(せっさたくま)しながら頑張っていきたいと思います」
――春は好調でしたが、箱根駅伝予選会、全日本大学駅伝に選ばれなかったことは悔やまれますか。
「ケガの影響で夏合宿では全然走ることができませんでした。その分冬は焦りがあり、調子が上がらなかったことがとても悔しいです」
――箱根のメンバー入りへの手応えはありますか。
「タイムがすごくいいわけではないのですが、何が起こるか分からないので箱根当日まで自分が走るという思いでこれからしっかり練習を行っていきたいと思います」
――ありがとうございました。
馬場勇一郎(政経3=中京大中京)
馬場
3組18着 30分11秒47
――初の1万メートルはいかがでしたか。
「少し長かったというのが正直な感想です。みんなと一緒に1万メートルに向けた練習をしていたので慣れている感覚はあったのですが、レースと練習は別だなとすごく感じました。特に5000メートル過ぎくらいからきつさを感じました」
――監督やコーチから事前に言われていたことはありますか。
「山本豪副監督から、来シーズンの1500メートルに向けて苦しさも出てくるところで負荷をかけることは、長い目で見れば大事だというふうに指示を受けていました」
――この大会はどのような印象を受けましたか。
「初めて出場したのですが、他の大会では見られない演出が良かったですし、応援団の方にも来てくださってありがたかったです。佐々木くん(青学大)は中学生からのライバルで、普段中距離の自分はこのような長距離の選手に会えないので良い機会になりました」
――冬季の練習やレースを1500メートルにどうつなげていきますか。
「持久的な部分で能力を上げるのももちろんですが、中距離選手でも長距離で結果を出すことを意識しています。長く見てというよりは目の前の結果にこだわって練習を行っていきたいです」
――今後に向けての意気込みをお願いします。
「まずは一つ一つこなしていくというところで、12月の国士館大競技会の5000メートルで自己ベストを更新できるよう頑張っていきたいと思います」
――ありがとうございました。
[出口千乃、桑原涼也、島田五貴]
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