
(番外)福田がJ1・京都サンガF.C.へ来季加入が内定!/選手コメント
11月3日にDF福田心之介(文4=北海道コンサドーレ札幌U―18)の京都サンガF.C.への来季加入内定が発表された。明大としては今年度4人目のプロ内定。伝統ある明大の2番が次なる道への切符をつかみ取った。
――内定が決まった時の心境はいかがでしたか。
「今年度プロを目指してシーズンを戦ってきたので、京都サンガに内定が決まったときは本当にほっとしましたし、しっかり来年度もサッカーができるという面で少し安心しました」
――ご家族や栗田大輔監督の反応はいかがでしたか。
「家族はすごく自分がプロサッカー選手になるという夢を応援してくれていたので、家族全員がおめでとうと言ってくれました。でもここからなので、安堵(あんど)せずプロの世界は厳しくなっていくので、もっと頑張っていかなければいけないなと思っています。栗田監督とは進路について話す機会がたくさんあり、決まった時はおめでとうとおっしゃっていただきました」
――京都サンガF.C.を選んだ理由は何ですか。
「練習に参加させていただき、昨年度の流経大のスタッフも務めていた曹貴裁さんがいて、自分が特徴にしている戦うことや運動量を前面に出してるチームだったので、自分の肌感ですが、すごくここのチームなら自分に合うなと思いました。このチームでやりたいと率直に思えたので、栗田監督に本当に自分の素直な気持ちで京都サンガにしたいですと伝えました」
――3年次まではスタメンで出場する機会が少なかったですが、当時を振り返っていかがでしたか。
「本当に偉大な先輩方ばかりで、どうやったらこの先輩たちを押しのけて試合に出れるのだろうと毎日の練習で思っていました。本当に自分がどれだけアピールしても足りなかったので。それを押しのけて出るのがベストだと思っていたのですが、それができずに今年度を迎えてしまったので、自分の中では先輩たちを越えられなかった悔しさが今でもあります。しかし、プロの世界で対戦した際に再チャレンジというか、その人たちを越えて成長したんだという姿を先輩たちに見せたいなと思っています。明治のSBとしての像を追い求めている姿を後輩たちにも見せ、明治の2番はこれだけ注目されていて、これだけやらなければいけないんだということを伝えていきたいと思っています」
――栗田監督が取材でこの1年で4年生は成長曲線がとても大きかったと仰っていましたが、その要因は何だと思いますか。
「やはり、3年間自分を信じてやってこれたということがまず一つ大きな要因かなと思っています。偉大な先輩たちがいて全く試合に出れず、本当に悔しかったのですが、そういった中でも努力することや常に追い越してやるという気持ちはシーズンを通して毎年思っていました。また、試合に出れない中でも何が必要なのかを常に考えてやってきた結果が4年生になった時に明治の2番を背負えたのだと思っています。そして、明治の2番として今までやってきたことを貫いて、やり続けるということがリーグ優勝という結果につながったのではないかなと思います」
――プロに行くにあたり自分の強みや課題はどのようなところですか。
「強みは上下運動やハードワークをして戦うというところで、そういった部分を京都に行っても全面に出してやりたいと思っています。課題は質の部分です。具体的には点を決めさせるクロスの質や中に入っていきシュートを決めるなど結果にこだわれるくらい突き詰めていかないとプロの世界では通用しないと思うので、残りの1ヶ月半でもう一つ質を上げられるようにしたいなと思っています」
――京都サンガF.C.のサッカーの印象はいかがですか。
「やはり、戦うことやハードワークするというベースの部分ではどこのJリーグのチームよりも高いと思っています。自分の中では京都はSBが大きな起点になっているポジションだと思うので、そこをイメージしながらもしっかり明治で存在感を出し、今やっていることを京都でも出すだけだと思っています。そのクオリティをもっともっと上げることにこだわっていきたいなと思います」
――明大のチームカラーが紫紺で京都サンガF.C.もチームカラーが紫ですが、そこについてはいかがですか。
「この4年間で明治のユニホームもそうですし、明治カラーの紫紺が自分自身すごく好きというか染み込んでいるので、また京都でも紫のユニホームが着れるということは正直うれしいです。明治を背負っているという気持ちにもなれるかなと思っています」
――京都サンガF.C.での意気込みをお願いします。
「本当にシビアな世界に来年度から行きますが、そういった中でも4年間大学サッカーで培ったものを全面に出して、それプラス自分でもっともっと向上できるものを増やしていきたいです。また、しっかりとレギュラーをつかんで、自分自身さらに上のレベルにいけるようにやっていきたいと思います」
――ありがとうございました。
[正野真由夏]
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