(145)世田谷246ハーフマラソン事後インタビュー②/杉彩文海、甲斐涼介、室田安寿

2022.11.14

 昨年度に引き続き、箱根駅伝(以下、箱根)当落線上の選手が中心にエントリーされた世田谷246ハーフマラソン(以下、世田谷ハーフ)。記録を狙う選手や、コンディションを確かめる選手など、各選手によって目的が異なる大会となった。今回は世田谷ハーフに出走した選手たちのレース後の声をお届けする。

 

 第2回は杉彩文海(文3=鳥栖工)、甲斐涼介(情コミ2=宮崎日大)、室田安寿(情コミ1=宮崎日大)のインタビューです。

 

27位 1時間04分57秒

――今回のレースを振り返っていかがでしたか。

 「自分は箱根駅伝予選会(以下、予選会)でうまく走れませんでした。今回は予選会後、最初のレースということで、感覚をつかむためのレースという位置付けで臨みました」

 

――タイム的にはいかがでしたか。

 「トータルで見たらまずまずですが、そこまでタイムを狙うよりはまずは感覚をしっかりつかむという目的だったので(感覚を)つかめて良かったです」

 

――夏の合宿の成果はどのように表れましたか。

 「夏は走り込めてはいたのですが、それをなかなかレースにつなげられない状態が続いていました。ですが今回は少し走り込み以外のストレッチやケアの部分も徹底してやったことで、夏の成果を少しですがレースにもつなげることができたのかなという感じです」

 

――今後に向けての意気込みをお願いします。

 「今回は良い感覚で走れたので、これまでの取り組みを箱根まで継続し、感謝の気持ちを忘れずに過ごせていけたらと感じています」

 

――ありがとうございました。

 

甲斐

55位 1時間06分15秒

――今回のレースはいかがでしたか。 

 「最初の5キロを14分3から5くらいで入り、そこから我慢して3分から3分5で押していこうと思っていました。ですが10キロを30分で通過してそこから下がっていったので力不足を感じました」

 

――手応え的にはいかがでしたか。

 「予選会の1週間前に脚をケガしてしまって2週間ほど休んでいました。その割には最初攻めたレースができていたのでそこは収穫として、後はそこから押していく力を付けていきたいと思いました」

 

――全日本大学駅伝(以下、全日本)のチームメイトの走りはいかがでしたか。

 「1年生もかなりいい走りをしていたと思います。自分も先輩として負けていたらいけないという気持ちです」

 

――今後の意気込みをお願いします。

 「箱根まで1カ月半ほど時間はあります。自分の調子をどんどん上げていき、メンバーに入り、出走してチームに少しでも貢献できるようにしたいです」

 

――ありがとうございました。

 

室田

43位 1時間05分50秒

――今回の走りを振り返っていかがでしたか。

 「予選会を通してハーフマラソンは前半は落ち着いて入るべきということが分かりました。なので今回は前半落ち着いて後半15キロの坂を押し切るというイメージで走りました。予選会のような粘りの走りができなかったことが今回の反省です」

 

――タイムはいかがでしたか。

 「前回よりも1分遅くて、初めて堀(颯介・商1=仙台育英)に負けてしまい悔しいです」

 

――全日本は当日変更になりました。

 「走れるのであれば走りたかったのですが、ハーフマラソンをメインでやっていこうと思っていたので、そこまで気持ちが切れたということはありませんでした。ですがやはり全日本に合わせていたところがあるので、そこのピークアウトで状態が落ちてきたなと感じています」

 

――森下選手(翔太・政経1=世羅)や吉川選手(響・文1=世羅)など同学年の選手が走っているのを見てどのような思いがありましたか。

 「高校の実績の差はあるのですが、同じような練習をしている同期が頑張っていて、少しですが自分も走れるのではないかという自信にはつながりました」

 

――現在ご自身が目指しているのはどのような走りでしょうか。

「粘り強い走りです。駅伝で求められる部分だと思うので、そのようなしつこいと思われるような走りを求めています」

 

――箱根のメンバー入りに向けてはいかがですか。

「今回の結果を見て、過信があったのかなという感じがしました。気を引き締めて今後の練習や生活の一つ一つを気を付けて頑張っていきたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[大橋直輝、菊地隼人]