
(63)~road of 〝AHead〟~ 永友利玖「どんなときでも前へ前へ進んでいく」
「しっかり頂点だけを見つめる」。石田吉平主将(文4=常翔学園)が今年度のスローガン『AHead』に込めた思いだ。4年ぶりの大学選手権(以下、選手権)優勝という頂点の地へ。闘球に魂を込め、たくさんの汗を流した日々。4年生にこの4年間とラストシーズンに懸ける思いを語っていただいた。11月1日より連載していく。
第10回は永友利玖(情コミ4=国学院久我山)のインタビューをお送りします。(この取材は10月17日に行われたものです)
ーーラグビーを始めたきっかけを教えてください。
「父親がもともとラグビーをやっていて、やりたいって自分から言ったみたいです。あんまり覚えてないですけど(笑)幼稚園くらいの時から始めました」
ーーお父様が明大ラグビー部ご出身ですが、現役時代のプレーは見たことありますか。
「なんか見たらしいんですけど(笑)記憶はないです(笑)」
ーーラグビーのお話はされますか。
「そうですね。小学生、中学生の時はなんかいろいろ教えてもらってました」
ーー大学から初めての寮生活だったと思いますが、寮生活はいかがですか。
「最初は割とちょっとやだなって思っていたんですけど(笑)でも今はすごく楽しい生活だなって思っています」
ーー最初はどうして嫌でしたか(笑)
「明治のラグビー部に入部するってなってから入寮するまで全然時間がなくて。1週間くらいしかなかったので。ちょっとまだ心の準備ができてなかったっていうのがありました(笑)」
ーー寮生活で思い出に残っていることはありますか。
「2年生の時にコロナがすごく流行って、7月頭くらいに全員集合してシーズン終わりまで過ごしたんですけど。コロナのせいで寮から出られないという状態がシーズン終わりまで続いてしまって、半年くらい誰とも会えない期間がありました。でも今考えると、いろいろ制限はありましたけど、寮内で同期たちと過ごしていたという時間はすごくいい時間だったのかなと思います」
ーー一番印象に残っている試合を教えてください。
「一番最初にやった部内マッチですかね。もともと自分が一般で明治に入ってきて、すごく不安だったんですよ。試合前とかすごく不安で、これ大丈夫かって。でも実際に出てみたら20分くらいだけの出場だったんですけど、すごくいいプレーができて。周りからもたくさん声を掛けていただいて、自分の中で自信につながった試合でした」
ーー後輩に伝えたいことはありますか。
「どんな経験でも必ず将来の自分に役立つと思うから下向かないで頑張れってことかな(笑)」
ーー最後に永友選手にとって『AHead』とは何ですか。
「芯となるものですかね。『AHead』で前へという意味があって、『Head』には頂点という意味があって、二重の意味があると思うんですけど。例えば自分がしんどいときはそこに立ち返って、自分の目指しているものを確認して、どんなときでも前へ前へ進んでいこうと、自分を前向きにしてくれるものとして捉えています」
ーー ありがとうございました。
[宇野萌香]
◆永友利玖(ながとも りく)情コミ4、国学院久我山高、177センチ・79キロ
オフの日は林哲平(文3=東海大相模)とよくサイクリングに行く。「ほんとにしょうもないどうでもいい話をしてます(笑)」
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