(139)全日本大学駅伝事後インタビュー⑥/吉川響

2022.11.09

 紫紺の願いはかなわなかった。3年連続のシード権獲得を目標に挑んだ全日本大学駅伝(以下、全日本)。前半の流れを生かせず、結果は9位と目標にあと一歩届かなかった。残す駅伝は約2カ月後に控える箱根駅伝(以下、箱根)のみ。雪辱を果たすべく、明大競走部は新たな戦いへと走り出す。

 

 第6回は吉川響(文1=世羅)のインタビューです。

 

吉川響

6区 区間7位 37分57秒

――今回のレースプランを教えてください。

 「出走前に山本佑樹駅伝監督からまだシード権を狙えるところにはいるからしっかり前を追っていこうという連絡が来ていました。なので、自分はそれを実行するだけだと思い、後ろは振り返らずに前だけを見て走ることを意識しました」

 

――当日のコンディションはいかがでしたか。

 「直前までの練習もしっかりこなせていたので、コンディションはとても良かったです」

 

――レース前のチームはどのような雰囲気でしたか。

 「絶対にシード権を取ろうとチームで言ってきたので、その目標に向かって引き締まった雰囲気でした」

 

――レースの振り返りをお願いします。

 「順位を一つ上げることができたのですが、自分の走りでシード権内に戻すことはできなかったので悔しかったです」

 

――初めて大学駅伝に出走した感想を教えてください。

 「何よりも観客がいる中でのレースだったので、応援を力に変えながら走ることができ、応援の中で走る楽しさを感じることができました」

 

――区間7位という順位についてはいかがですか。

 「区間7位は自分の中では全然納得しておらず悔しい結果ですが、先輩からはよくやったと褒めていただきました。また、全日本において今の自分の現状を知ることができました」

 

――自分の走りに点数をつけるなら何点ですか。

 「襷をもらってから一つ順位を上げることができたので、70点くらいはあげても良いのかなと思います。残りの30点は先ほども言ったのですがシード権内に戻せなかったことと、区間上位で走れなかったことです」

 

――チームの収穫はありましたか。

 「4年生に頼ってしまうチームだと思っていたのですが、今回は1区の森下(翔太・政経1=世羅)や自分がいい結果を出すことができました。なので、上級生に頼らなくても下級生も戦っていけることが分かったのは収穫だと思います」

 

――敗因はどのようなところだと思いますか。

 「全体的に後半や後ろから選手が追い上げてきた時に粘ることができなかったところが大きな敗因だと思います」

 

――これから箱根に向けてどのようなことをしていきますか。

 「山登りの5区を希望しているのでジョギングなどの練習の際に上り坂を走って上りに適した走り方を身に付けたいです」

 

――最後に意気込みをお願いします。

 「シード権が取れずすごく悔しい結果となりました。来年度の全日本は予選会から始まってしまいますが、予選会もしっかり走って本戦出場の権利を勝ち取って来年度こそはシード権を獲得したいです。また、2カ月後の箱根ではメンバーとして走って、シード権を獲得につながるような走りをしたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[島田五貴]