
(135)全日本大学駅伝事後インタビュー②/児玉真輝
紫紺の願いはかなわなかった。3年連続のシード権獲得を目標に挑んだ全日本大学駅伝(以下、全日本)。前半の流れを生かせず、結果は9位と目標にあと一歩届かなかった。残す駅伝は約2カ月後に控える箱根駅伝(以下、箱根)のみ。雪辱を果たすべく、明大競走部は新たな戦いへと走り出す。
第2回は児玉真輝(文3=鎌倉学園)のインタビューです。
児玉
2区 区間4位 31分35秒
――本日を振り返っていかがですか。
「自分のレースに関しては、点数をつけるなら90から95点くらいという感じです。しっかりチームの流れをつくることができたと思うので、仕事を果たせたと思います。チームに関しては、悔しいですね。昨年度の箱根駅伝でシードを取れなかったことと同じくらい悔しいです」
――1区の森下選手(翔太・政経1=世羅)が8位という順位で来ましたがどうでしたか。
「あれは完璧だったと思います。ありがとうという感じです」
――1区、2区はいい出だしでした。
「1区、2区はほぼ完璧でした。僕が先頭の2人を抜くことは流石にきつかったと思うので、僕ができることはやったかなと。強いて言うなら5キロから10キロのラップが遅かったので、そこを2分50秒で押せたらもう少し良かったのですが、展開がありますし、厳しかったと思います。先ほど90から95点と言いましたが、その5から10点のところはそれです。今回僕は95点で、あまり後悔はないです。頑張りました。昨年度より強くなりました」
――レース展開でキーポイントだったところはどこですか。
「最初の5キロを14分1秒で入れて、そこで余裕を持てました。あとは9から10キロの上り坂をしっかり粘って、ラスト1.1キロで、三浦くん(順大)と少し離されてしまったのですが、最後の差を2、3秒で抑えることができたので、その二つは大きかったと思います」
――体の状態や気温などの外的コンディションはどうでしたか。
「調整に関しては完璧だったと思っています。前日の練習の感じだと、今年で一番調子が良かったくらいでした。気温に関しては、自分は寒過ぎるのがそんなに得意ではないので、良かったと思います」
――個人としてはそうそうたるメンバーの中で4位だったと思いますが、どう捉えていますか。
「自信は、つきましたね。区間新記録の2人と差があったのはまだまだ自分の力不足ではあります。ただ、先ほども言ったように三浦くんと今回は前回大会よりも差を抑えることができたので、そこが一番去年よりも力が付いたと実感できる部分でした」
――今日で言うと三浦くんとはまた一緒でしたね。
「相手が悪いので、それこそ区間賞を取ることを考えると別の区間の方がいいです(笑)。ただ、やはりいい経験にはなりますし、三浦くんのラストスパートをこれだけ身をもって経験するのは本当にいい経験だとは思います。同じ区間になりないかと言われるとあれですが、3年連続同じ区間になって、いい経験をしたとは思っています」
――今年度結果を出してきて、エースとしての働きを求められると思いますが、重荷に感じますか。
「そこは、高校時代よりましという感じなので、大丈夫です。全然慣れました(笑)。なんなら高校時代は僕がミスすると終わりだったので、その状態よりは全然ましです」
――ありがとうございました。
[飯塚今日平]
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