
(134)全日本大学駅伝事後インタビュー①/森下翔太
紫紺の願いはかなわなかった。3年連続のシード権獲得を目標に挑んだ全日本大学駅伝(以下、全日本)。前半の流れを生かせず、結果は9位と目標にあと一歩届かなかった。残す駅伝は約2カ月後に控える箱根駅伝(以下、箱根)のみ。雪辱を果たすべく、明大競走部は新たな戦いへと走り出す。
第1回は森下翔太(政経1=世羅)のインタビューです。
森下
1区 区間8位 27分19秒
――今大会を振り返っていかがですか。
「高校までは駅伝で優勝するようなチームだったので、負けるだけではなくシード権も落として来年度は予選会からということに悔しさを感じました。個人的には大学に入ってからやっといい走りができたかなと少し安心しました」
――課題と収穫はありますか。
「コースの中に坂があるという情報が動画では全く分からず、実際に見てみて少し上っているなと思いました。そこでかなり集団のペースが落ちたのですが、自分はペースを落とさずにいい位置に行けました。課題としてはラストスパートだと思います」
――1年生ながら起用されたことについてはいかがですか。
「全国高等学校駅伝競走大会でも1区を走っているので、それを試すために起用されたと思います。その試された期待にしっかり応えられて良かったと思います」
――走る前に監督からアドバイスはありましたか。
「優勝を狙うようなチームではないので、自分から揺さぶりをかける必要はないし、しっかりと前に付いていけばいいと言われました」
――スタート直後に青学大が集団から抜け出しました。
「付いていったらチームとしては楽ですが、自分は多分きつくなりますし、そこまで攻めなくてもいいかなと思いました」
――箱根駅伝予選会の後には「人数が多すぎて駅伝の集団走の経験が生かせなかった」と仰っていました。その点はいかがでしたか。
「できるだけ集団の中に入らないように、いつでも動ける位置で最初は走っていました。途中、真ん中に行ったことで少し動きづらい位置になったのですが、またそこから抜けることができ、すぐに反応できる位置にいれたのが良かったかなと思います」
――チームとしては3年ぶりにシード権を落としました。
「最初に言った通りかなり悔しいというのが一番の感想です。来年度は4年生がいなくなるので、僕たちの代が活躍しないと人数も足りないと思います。なので絶対に強い戦力になろうと思いました」
――今大会は下級生も多く出場しました。
「最後の長い区間は2年生が起用されましたが、重要な区間は4年生が多かったです。そのため、おそらく来年度は重要な区間に人が足りないと思うのでそこを埋めていきたいと思います」
――今後に向けて意気込みをお願いします。
「次の箱根で選ばれたら、今回のチームの悔しさを晴らすためにもシード権を絶対に取れるように頑張りたいと思います」
――ありがとうございました。
[松原輝]
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