
(53)関東大学1部リーグ戦 第21節 対桐蔭横浜大戦 試合後選手コメント③
井上樹(法3=ヴァンフォーレ甲府U―18)
――昨年度までトップチームで試合に出られないことをどのように感じていましたか。
「1年の頃はケガもありトップチームの試合に出る、公式戦に出るということはなかなかなくて、周りの同期はどんどん活躍している中で、焦りというのはかなりありました。しかしその焦りがいい方向に向いて、いつか自分が(試合に)出るという気持ちが結果になったと思います。」
――今シーズンのはじめはボランチにも挑戦されていましたが振り返っていかがですか。
「まさか自分がボランチで出るということは昨年度までは全く想像していなかったのですが、いざやってみたら自分の長所が出たりいろいろな発見があったりしました。これからのサッカーの幅が広がるので、CBとボランチ両方でもっと質を高めていければいいなと思います」
――今後に向けてチームとしてどのようなところを伸ばすべきだと思いますか。
「とにかく満足することなく上を目指して、全日本大学選手権(以下、インカレ)優勝という結果もそうですが、個人のスキルやもっとうまくなりたいなど、向上心をみんなが持てばスキはなくなるのかなと思います」
(写真:ドリブルでボールを運ぶ井上)
中村草太(政経2=前橋育英)
――リーグ戦優勝が決まりましたがいかがですか。
「関東1部リーグで優勝できたことは素直にうれしいです。しかしシーズンを通してなかなかうまくいかない時期や逆にうまくいった時期もありましたが、自分としては大変な1年だったなと思っています」
――ゴールシーンを振り返っていかがですか。
「島野(怜・法1=仙台育英)からパスをもらい相手のSBが前から来ている状況で、背後が空いていて、正田さん(徳大・政経4=柏レイソルU―18)から交代した時に前が空いているからいけるということを教えてもらっていて、そこをうまく突けました。最後まで禅(田中・文2=サガン鳥栖U―18)とGKと2対1の状況だったのですが、GKが思ったより早く動いたので、自分で決めに行きました」
――次戦に向けて意気込みをお願いします。
「試合前に優勝が決定していた中で、自分たちのモチベーションなどが難しかったのですが、今日の試合は(勝ち切れなかったので)あまり良くなかったとチーム全体を通して思いました。次の東国戦は最終節で、自分たちが納得して、東国大に勝って前期のリベンジをして終わりたいなと思っています」
(写真:ドリブルをする中村)
田中禅
――リーグ戦を振り返って、ご自身のプレーはいかがでしたか。
「1年生の時は試合に絡めなかったので、2年生になったら(1年次に)積み上げたことをピッチの上で表現すると臨んだシーズンでした。試合に出られない中でもぶれずにやり続けたことが、試合に出た時に活躍できることにつながっていると思います。それは僕だけに限らず、選手全員が積み重ねるということをしているので、強い明治を自分が体現することができて良かったです」
――優勝できた要因を教えてください。
「やはり連敗しなかったことやクリーンシートの試合が多かったこと、開幕戦で負けた後に立て直すことができたのが大きかったと思います」
――次節の東国大戦やインカレに向けて意気込みをお願いします。
「ここからは王者として負けられない試合が続きますし、1位としてのプレッシャーを感じながら、やはり明治が1番だなと思われるような試合をしなければいけないと思っているので、そこに向けてみんながいい準備をしてやっていきたいと思います」
(写真:パスを出す田中)
熊取谷一星(政経2=浜松開誠館)
――優勝が決まりましたが今のお気持ちはいかがですか。
「トーナメントではなかったので、リーグ戦という長い試合の中での優勝はうれしいということもありますけど、一試合一試合を積み上げることができて良かったなというほっとした気持ちでもあります」
――リーグ戦を振り返っていかがですか。
「引き分けになりそうな試合を勝ちにできたり、負けを勝ち試合にできたりしたことが何度もあったので、そういうところが良かったところです」
――前線では同期の活躍が目立ちますが、その点についてはどのように感じますか。
「禅(田中)は勝負どころで点を取れますし、草太(中村)は今日も点を取っていますし、同期の活躍というのは自分の刺激にもなっていると思います」
――インカレへの意気込みをお願いします。
「インカレはトーナメントで一発勝負なのでまた別のものですし、それは一日一日の積み上げが本当大事になってくると思います。明日から切り替えてまた1からやっていきたいと思います」
(写真:パスを出す熊取谷)
[尾﨑陽菜]
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