
(131)全日本大学駅伝事前インタビュー⑧/小澤大輝、富田峻平
「今年度のチームは違う」とチーム内外から声が上がる変化の1年となった2022年。10月に行われた箱根駅伝予選会(以下、予選会)では2位通過と悔しい結果になったが、その悔しさを伊勢路で爆発させることはできるのか。レースを直前に控えた選手たちの声をお届けする。
第8回は小澤大輝(政経4=韮山)、富田峻平(営4=八千代松陰)のインタビューです。(この取材は10月28、29日に電話で行われたものです)
小澤
――現在のコンディションはいかがですか。
「予選会が終わってから痛めていた部分も回復してきて、少しずつ状態も上がっている感じです」
――予選会後のチームの雰囲気はいかがですか。
「昨年度のような押せ押せのムードは正直ありません。ですが全日本大学駅伝(以下、全日本)シード権獲得という目標に向けての危機感が少しずつチームに出てきて、いい意味で緊張感がある状態ではないかと思います」
――全日本へのイメージをお願いします。
「昨年度も走らせていただいて、自分に自信が持てるような結果を残すことができたので非常に好感触というか、好印象な大会になっています」
――希望区間はありますか。
「特には決めてはいないのですが、脚の状態も少しずつ戻ってきたので、どこでもいける状態です」
――山本佑樹駅伝監督と何か話はされていますか。
「まだそこまで話はしてはないです。自分の脚の状態を見て待っていてくれてるのではないかと思います」
――調子がいいと感じる選手はいらっしゃいますか。
「富田、児玉(真輝・文3=鎌倉学園)などは継続して練習できています。また1年生の森下(翔太・政経1=世羅)なども予選会はアクシデントがあって結果は振るわなかったですが、練習ではしっかり動かせているので全日本ではしっかりやってくれるのではと思っています」
――チームで目標は決めていますか。
「シード権の獲得は最低限の目標です。個人としては一つでも高い順位でゴールしたいという思いはあります」
――残り1週間はどのように過ごしていきたいですか。
「いつも通りを基本にして、気負いすぎることなく脚の状態を確認しながらやっていきたいと思ってます」
――ありがとうございました。
富田峻平(営4=八千代松陰)
富田
――現在の心境はいかがですか。
「最後の全日本ということで、悔いのない形で終わりたいなと思います。また、シード権獲得も決して簡単な目標ではないので少し緊張感もあります」
――現在のチームの状況はいかがですか。
「予選会から各選手がそれぞれ調整や修正をしていっているので、当日は予選会以上の走りを全員ができるのではないかと思っています」
――昨年度の全日本と比べて、臨む思いの違いはありますか。
「やはり自分自身は4年生という立場になって、チームのシード権獲得という目標のために昨年度より大きく貢献しなければならないと考えています。チームとしても、全日本、箱根駅伝ともに今年度のシード権獲得に向け昨年度よりさらに強い思いで臨んでいます。やはり駅伝で結果を出すという、結果にこだわっている状況です」
――希望区間はありますか。
「チームのシード権獲得のためには、3区や7区を走らないといけないかなと思っているので、そのどちらかを走りたいと思います」
――昨年度の全日本では3区に出走されましたが、ご自身の走りを振り返っていかがですか。
「昨年度は単純に自分の走力が区間に対して足りていなかったなと思って、3区に集まった他大学のエースとの差を痛感しました。今年度はどの区間になっても、昨年度のようにただ抜かされたり引き離されて終わるのではなく、しっかりと勝負して前にいる選手を追いかけ、さらに抜いて突き放すような走りができたらいいなと思います」
――ありがとうございました。
[菊地隼人、覺前日向子]
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